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お狐様を讃えましょう 《6》 ページ7

紫「はーい、いいよー」


なにやら紫原はガサゴソと鞄の中を漁るように
してから赤司に自分のリュっクを差し出した。

赤司はそれを受け取るとバッと勢い良く開いた。
だが赤司は中身を見るとフラッとよろけたようになり
緑間に紫原のリュックを押し付けた


赤司はというと顔を青ざめながら何か緑間に
伝えている。聞こえてくるのは…「あとは…頼む」と
言う言葉だった


緑「ちょ、赤司ぃい!そんな意味深な言葉言い残さないで
欲しいのだよ!!」


黒「緑間くん…ファイトです!」

青「あぁ。頑張れ」


あの暴君、青峰からも声援がくるようなリュックの中身
緑間も先ほどの赤司同様唾を飲みこんだ

緑「っ…これは!」


緑間が紫原の鞄を開けて中身を見るとそれはもう
お菓子の玉手箱だった。

当然、武器になるような物など一つも入っていない


赤「敦……お前武器はどうしたんだ」

先程までフラフラだった赤司は復活したのか
紫原に問いかけた。


紫「えー?武器なんて必要ないしー。
俺はこの体さえあれば充分だよー」


と呑気に言い放った。確かに紫原の体は
トトロ並にあり、普通の人間とは少し違う。

だが、彼は彼でその巨体を自らの性格でカバーしていた
バスケ部別名『お菓子の妖精』だけある


赤「…はぁ。仕方ない。とりあえずこうしていても意味がない。
出発しようか」

赤司は一つも溜息をつくとすぐにスラスラと
仕切る言葉を言っていった。


彼の後ろ姿を見ながら他のキセキの世代も「おー」と
声を共にするのだった。



−ザッ…ザッ…

青「んだよこの山道!」

木々が連なっている山道を一生懸命歩く『キセキの世代』
だが、今の状況的に青峰が声を荒らげるのは仕方がない
事だと思っている。


そう。狐が現れたというのは『狐月神社』

帝光中学から数分歩けばすぐにたどり着けてしまう
だが、神社の門を潜るまでが試練でもある

デコボコとした石が埋め込まれ
急な坂道にもなっている。

木々が多く、避けながらいくのは難しい


−『狐月神社』とは?−


社の中には九尾の狐が祀られているらしい

だが、その狐を見た者は生きては帰れないと
物騒な噂がたっているほどだ。

今まで見た者で帰ってきた者は居ないと言う

そんな噂のせいで近寄る者は誰も居ないのだ。
だが、不思議にその神社は美しい

誰が磨いている訳でもないのに傷や汚れが見当たらない


そのせいで不気味がられているのもまた事実なのだが


−『狐月神社』−

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設定タグ:黒子のバスケ , キセ黄 , みそらーめん   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:みそらーめん | 作成日時:2016年11月25日 1時

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