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お狐様を讃えましょう 《3》 ページ4

青峰は皆の返答を聞くと眉間に皺をよせ
反論し始める

青「はぁ?ってなんだよ」

眉間に皺をよせた青峰の形相は流石と言っていい程
最悪であった。

人ひとりは殺してそうなほど怖い。
だが『キセキの世代』には日常茶飯事なのであまり気にしない


緑「また……。お前は何言ってるのだよ」


紫「馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど…ここまでとはねー」

黒「逆に凄いですよね」

呆れを含んだ声は今なお続く。
1人ずつ「はぁ」という溜息つきでだ

すると何やら赤司が考えたのか真剣な顔つきになった。


赤「…青峰?何でそういう判断に至った?
なにか理由があってのことだろう?」

と言い放った。こうゆう時の赤司は何か企んでいる時の赤司だったので誰もなにも言わなかった。

いや、言えなかった



青「お、おぅ…?いや、あのな?
俺達が狐捕まえちゃえばバスケ部の評価も上がんだろ?

俺達だけで捕まえられるな一匹位って思ったんだよ」


すると今まで呆れをあからさまに表していた
『キセキの世代』は青峰の言葉にぴくりと反応を示した

“バスケ部の評価が上がる”

というのが彼等の反応した言葉だろう。
紫原はそこまでバスケに感心を持っていないため
あまり強くは反応しなかった。


赤「…確かに、それもそうだね」

赤司は頷きながらにこりと笑った。

赤「僕の指揮力やお前達の動力を持ってしては
狐一匹捕まえられない事もないだろう」


黒「そうですね。そこまで狐の被害はあまり出ていませんし」


緑「だが、殺すのは勿体ないのだよ。
ごんぎつねのごんを思い出す…」


紫「えー皆本気ー?」

皆の案外本気な考えに紫原は焦った。
もし『キセキの世代』が行くのなら俺も行かなければならなくなる

それだけはどうにか避けたい所なのだ。

もともとバスケに興味のない紫原は
「所詮バスケ部の評価など」という考えを持っていたのだ

そもそも狐等興味以前に色んな欲求が出てこない

紫原にとっては色々な意味でやっても意味がないのだ。

青「だろだろ?じゃぁ、やろうぜ」

このままでは俺もやることになってしまうと思い
紫原は声をあげ、反論しようとした

そう、しようとしたのだ

紫「ちょ、俺やだy赤「じゃあ明日に決行だね」」


だが、紫原の反論は脆くも儚く赤司の言葉に遮られた
これは、「反論は認めないよ」と言う時の赤司だ

紫原は大きな溜息をつき「はいはい分かったよー」と
言いながら、その場を立ち上がり部室へ消えていく

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設定タグ:黒子のバスケ , キセ黄 , みそらーめん   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:みそらーめん | 作成日時:2016年11月25日 1時

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