検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:1,561 hit

お狐様を讃えましょう 《2》 ページ3

少年達は現在、部活終わりの疲れを持ちつつ
部活終了後に行う片付けを実行し終えた所だった。


辺りは少し暗くなりはじめた所だったので
丁度いい時間だと監督から解散の合図が出た

これが冬だったら、もうとっくに帰っているだろう



他の部員は既に帰っており静かな体育館に
残っていたのは例の『キセキの世代』メンバーのみだった。

紫原や青峰は冷たい体育館の床が気持ちいいのか
お腹をくっつけ寝転んでいるし

赤司や緑間はなにか話し合いをしている

黒子はというとドリンクを飲み有意義な時間を過ごしていた


そんな時、なにやら話し終えたのか
赤司 征十郎が少し大きめの声で話を持ちかけた。



赤「そういえば、近くの神社で狐が出たらしいよ」

話の内容的には驚くべき事なのかもしれないが
『キセキの世代』と呼ばれる者達は

特に興味を持った反応を示さない。


そして冒頭へ戻るのだった。

黒「青峰君の“いいこと”は“悪いこと”の間違えなので
皆さん気を付けてくださいね」


緑「そんなことは承知しているのだよ」

紫「そうだよねー」

赤「一緒に居ては嫌でも気付くことだろう」


青「てめぇ等はっ倒すぞ!」

赤「ほぉ?やってみろ大輝」

青「申し訳ありません」_○/|_ 土下座


くだらない会話の中にも赤司 征十郎の威圧感は
発揮されるだ

冗談でも赤司に「殺す」等否定するような事は言えない
言ったら最後、生きては帰れないだろう


緑「で、青峰。その“いいこと”とは何なのだよ?」

これをやっていても話が進まないと察知したのか
緑間 真太郎は恐る恐る話を切り出した。

彼は独特な性格を持ち合わせているが
それに加えて、空気を読むのが一番上手い人間でもあるのだ


青「あぁ。ちょっとこっち来いよ」

ひそり、とまた声を潜めてメンバーを呼びかけた
他に人が居ないのだから別にいいだろう?

とは思うが、誰も口にはしなかった

皆が皆、彼の頭のネジが緩んでいること
承知していたためツッコむと切りがない事は知っていた



散らばっていた『キセキの世代』は体育館のど真ん中
青峰達が寝転んでいた場所に集合した

『キセキの世代』は丸くなり青峰の話に耳を傾ける


青「あのな、狐。狩りに行かねぇか?」

一瞬の沈黙が流れた後、彼等は思わず同時に声を発した

「「「はぁ?」」」
青峰の言葉に驚いた、という様子はないが
呆れを含んだ声で言われたのは事実だ。

どうせ、『また此奴は馬鹿な事を…』という意味で
発した言葉なのだろう。

お狐様を讃えましょう 《3》→←お狐様を讃えましょう 《1》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , キセ黄 , みそらーめん   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みそらーめん | 作成日時:2016年11月25日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。