ヒプノシスマイク Anotherstory

17話 ページ20

見「ここの串カツおいしいですね、あと味噌カツも!!」

空「おみゃー、相変わらず食うな」

獄「っマジかよ……」

十四「…………」

空劫以外の2人は目をギョっとして見ていた。私はついつい食べ進んでしまった。
お店を出る頃には幸せな気持ちだった。

見「あっ…天国さん、ありがとうございます」

獄「おっ…おう……気にすんな」

空「美味かったなぁ…そういや、十四
おめぇ見做のファンなんだろ?サインとか頼まなくていいのか?」

十四「ちょっ!!空劫さん!!」

見「あ、そうだったの?
じゃあ、私ので良ければサイン書こうか?」

十四「えっえぇ!!!いいんすか!!」

見「うん、大丈夫よ!」

十四「えっ…じゃっじゃあ、お願いします」

そう言って四十物さんは私のCDを取り出した。
なんだか、恥ずかしさと嬉しさでなんとも言えなかった。サインを描き終えると四十物さんは目をキラキラさせていた。

獄「良かったな、十四…」

十四「うっうわぁぁぁ、嬉しいよぉ」

空「なにもなくこたァねぇだろ」

十四「泣きたくなるくらい嬉しいんす!!本当にありがとうございます!!!」

見「うっうん…いいよ」

四十物さんは急に泣き出してCDを握りしめていた。私も少々引き気味で返事をしてしまった。

歩いていると駅に着き、3人が見送ってくれる。

空「また気が向いたらこい!」

見「うん!四十物さんと天国さんもありがとうございました!次は私に奢らせて下さい」

獄「おぅ…そのうちな」

十四「はっはい!!またお会いしたいです」

そう言って電車に乗ってナゴヤディビジョンを後にした。

電車の中でスケジュールを確認すると、テレビの収録が入っていた。


その番組は…バラエティー番組で私はゲストとして出演予定だった。




見「確か、このバラエティー番組って…

白膠木簓が出てる奴だ」

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