【ヒプマイ】銃兎の妹の私が左馬刻さんを落とすことを宣言します2【碧棺左馬刻】

53話 ページ3

杏「行こ」

まい「うん」

沙和「大丈夫かなぁ」

午前のテストを終え、3人ははるねを保健室に迎えに行く

杏「あ、お弁当お弁当」

まい「あったあった」

沙和「早く行こ」

杏「うん」





ガラッ

杏「はるね。大丈夫？」

はるね「うん」

微かな声で応える

沙和「よかったぁ〜」

沙和が半泣きになりながら喜ぶ

まい「喋るのもしんどそうだったし、歩けもしなかったし、、、もう、、、心配だったぁ〜」

はるね「ごめんね」

杏「謝らなくていいから」

はるね「ちょっと風に当たりたい」

沙和「中庭行こ」

まい「おぶる」

はるね「ごめんね」

杏「遠慮しないで」

まい「そうそう」






まい「はるねそれだけ？」

はるね「うん」

吸い込む形のゼリーを1つだけ

沙和(そんなけでも食べるのしんどそう)

杏「、、、、、、」

はるね「ふぅ」

なんとか食べ終わったはるねはため息をつく

杏「はるね？」

まい「しんどい？？」

沙和「薬飲まなくていいの？」

はるね「昼休みの終わりに飲む、、、」

杏「わかった寝てていいよ」

まい「、、、」

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

沙和「？なに」

上から白い粉が降ってくる

杏「あいつら！」

ｸｽｸｽ

上にいるのはいつもの奴ら

まい「杏。今は放っておこう」

沙和「うんチョークの粉とかだろうし、相手するだけ無駄」

杏「そうだね」








杏「はるね。はるね」

はるね「ん」

まい「そろそろ行かないと」

はるね「うん。ごめん」

沙和「どう？」

はるね「うん。まぁ、朝よりかは、、」

まい「薬どこ入れてんの？お弁当の袋の中ないけど」

はるね「え？、、、ほんとだ入れ忘れたのかな」

杏「え、どうする！？」

沙和「やばくない！？」

まい「え、こ、ここ、この状況で薬ないって、、、」

はるね「予備、、、カバンに」

まい「わかった取ってくる！」

杏「待って。私が行く。まいははるねおぶらないと」

まい「あ、そっか」

杏が走り出す

はるね(私いい友達持ったなぁ)

沙和「はるね〜」

はるね(沙和また泣きそうになってる。ごめんね不安にさせて)

まい「はい。乗って？」

まいにおぶられ、教室に向かう





「ーーーーーろ！！」

「ーーーーー！！」

「ーーーいい！！」

沙和「なんの声？」

まい「うるさいなぁ。はるねはしんどいのに」

杏「いい加減にしろ！！！」

「痛い痛い痛い！！！」

「ちょっと！！離してよ！！」

杏「てめぇらまじでふざけんな！！！！！！」

ｶﾞｼｬｧｧｧｧｧﾝ!!

「きゃァァァァァァァァ」

沙和「ちょ、杏！？」

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