【ヒプマイ】銃兎の妹の私が左馬刻さんを落とすことを宣言します2【碧棺左馬刻】

52話 ページ2

「雑誌とか意味わかんない」

「まじでうざい」

「飴村乱数失望したわ」

「あんなやつをモデルにするとか」

「愛ちゃんのがよっぽど」

「ほんとに」

「今日こそ何かしようよ」

「そうだね」

「前から思ってたんだけどさーーー」

愛(最悪最悪最悪！！雑誌？しかも飴村乱数の！？しかも、撮影日はあの日！スカウトされてそのままって、、、くそ！くそくそくそ！！うざいうざいうざいうざい！！！愛のが可愛いのに！！！ほんとにうざい！！！)

「てか、なんか寝てんだけど」

「テスト余裕アピール？」

「うざ」

「なんか、歩いてるところ見たけどふらふらだった」

「体調悪いんじゃね」

「じゃあ尚更さっきの、、、」

「だね」

「タイミングはいいね」

「神様はこっちの味方か〜」

「痛い目見せてやろーよ」

「だね」





杏(うるさいな)

まい(聞こえるように言ってる)

沙和(はるねには聞こえてなさそう)

杏(徹底的にはるねのこと守らないと)

まい(近づけないでおこう)

沙和(絶対わたしたちが守るから)









だめだ。

はっきりしない

文字が重なって見える。

あ〜なんで今日なのよ

ほんっとにタイミング最悪

午前は3教科。

お弁当挟んで2教科

英語は午後の一限目

これはダメだな

この時間が終わり次第保健室行こう

英語以外は単位問題ないから休んでもいいや

もうこのテストは捨てよう

そしてまた眠りにつく


まい(はるねまた寝た。しんどそう)









ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

はるねはまいを見る

まい「はるね。どした？」

気づいたまいがはるねの元に行く

遅れて杏と沙和も集まる

はるね「っ」

はるね(ダメだ声出すのがしんどい)

はるねは震える手で問題用紙に書く

“ごめん。保健室連れてってもらっていい？”

まい「うん。おぶるね」

まいがはるねをおぶる

「え、はるねちゃんどうしたの」

「入間さんどしたの？」

「え、大丈夫？」

「やばそう」

「テスト初めから寝てたよね」

「体調悪いのかな」

二郎「はるね、、、」






二郎「なにしてんの？」

「あ、あのね。はるねちゃんのかばん取ってきて欲しいって頼まれたから持っていこうと思って」

二郎「そっか。俺行こうか？心配だし」

「ううん。私も心配だし、頼まれたの私だから、、、」

二郎「そっか。ありがと」

「うん」

二郎「あ、弁当忘れてるよ」

「あ、ありがとう！」








二郎「あれ？持って帰ってきたの？」

「お弁当はいらなかったみたい」

二郎「そっか。なんかごめん」

「ううん、全然」

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