92話 ページ43
夕方
銃兎「はるね行けるな?」
はるね「うん」
銃兎「よし。行くぞ」
はるね「、、、さすが私のお兄ちゃん。かっこいい」
銃兎「ふっお前の兄だからな」
はるね「これじゃ目立っちゃうかもね」
銃兎「それは困るな」
はるね「よーし。目立たないように頑張ろーっと!」
銃兎「そうしてくれ」
ーグループ通話ー
銃兎『全員いますか』
『います』
銃兎『トラブルは』
『ありません』
銃兎『よし。では、くれぐれも我々が警察の者だと悟られないように。各自健闘を祈ります。』
『『『はい!』』』
はるね(、、、本当に大きな事なんだろうな。私もできることは協力しよう)
はるねは銃兎の借りた車で会場へ向かう。
道のりはまだ長い
その間はるねと銃兎は他愛もない会話を楽しむ。
銃兎「、、、はるね。」
はるね「んー?なーに?」
銃兎「お前はまだ若い。もっと世界は広い。これからたくさんの人と出会う。」
はるね「それってさ、左馬刻さん?」
銃兎「、、、そうだ」
はるね「もうはっきり言うね。お兄ちゃんは私が左馬刻さんのこと好きなのやっぱり嫌?」
銃兎「、、、最後に発作が怒った日からずっと考えてた。でも、未だに答えは出ない。嫌、、、では無い。多分。心配なんだ。何よりも、心配。」
はるね「、、、それって左馬刻さんがヤクザだから?」
銃兎「あぁ」
はるね「まぁ、そうだよね」
はるね(ヤクザのことは私よりずっとお兄ちゃんの方がしってる。なんとも言えないな)
銃兎「左馬刻なら、大丈夫だと思う反面。左馬刻だからこそ、何かに巻き込まれるんじゃないかと思う。」
はるね「、、、まぁ、確かにね」
銃兎「左馬刻と一緒にいるな。とかは言う気ない。でも、もっと広い世界を見るのはお前のためにもなる」
はるね「、、、お兄ちゃんの言う通りだと思う。でもね、私は心のままにに生きたい。今の感情を大切にしたい。未来のことを憂いて後悔する選択をしたくない。生きてるか分からない未来を心配なんて私はしない。私は、人よりも生死をさまよった経験が多い。だからこそ、こう思うの。」
銃兎「、、、もう少し考えさせてくれ。」
はるね「うん」
銃兎「これだけは覚えておいてくれ。」
はるね「ん?」
銃兎「俺は絶対に何があってもお前の味方だ」
はるね「、、、うん。ありがとう」
銃兎「よし着いたぞ」
はるね「うわ、、、でか」
銃兎「お手をどうぞ」
はるね「よろしくね。兄さん」
銃兎「あぁ兎亜(とあ)」
そうして、事件への時計の針は刻一刻と刻まれていく。
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
抹茶チョコ(プロフ) - みみみみみさん» 返信が遅くなり申し訳ありません!しばらくこのアカウントにログインができていなかったので、、、読んでくださりありがとうございます!応援すごく嬉しいです!今後ともこの作品をよろしくお願い致します! (2021年5月5日 20時) (レス) id: 84eeadec36 (このIDを非表示/違反報告)
みみみみみ - 最初から見ております!!最近だけど…ボソッ応援しております!!これからも頑張ってください!!!!! (2021年4月10日 22時) (レス) id: 46b37efe83 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶チョコ(プロフ) - Ayu_3さん» そんなふうに言って貰えるとは、、、めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!! (2021年3月15日 15時) (レス) id: 73751f1fec (このIDを非表示/違反報告)
Ayu_3(プロフ) - 抹茶チョコさん» 御速いご対応ありがとうございます!とても大好きな作品なので更新が日々の楽しみです!応援しています! (2021年3月15日 15時) (レス) id: e9d487c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶チョコ(プロフ) - Ayu_3さん» ご指摘ありがとうございます!すみませんでした!修正致しました、、、申し訳ありません! (2021年3月15日 14時) (レス) id: 73751f1fec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹茶チョコ | 作成日時:2021年1月30日 22時