㉑ ページ39
夏油 傑かっこ悪いところをたくさん見せてごめん。おまけに送ってもらってほんとにごめんね
結局あのあと私が運転を代わり、夏油くんを送り届けた後タクシーで家まで帰った
大丈夫だよ、早く寝なねとだけ返信をする
今日の夏油くん、
「すっごく、かわいかった…」
彼にあんな一面があったなんて知らなかった
いや、隠していたのか
あれが彼の言う、かっこ悪い姿なのだろう
嫌うわけがないのに
普段はカッコいい彼のかわいい姿
しかもそれは私の前だけ
なんて考えたら
「あぁ、だめ…ほんとに好き…」
なんだかんだ私だって彼が好きで好きでたまらないのだ
「告白してくれたら、もう一回恋人に…」
・
・
・
次の日
「A！ほんとに昨日はごめんね！」
朝一番に彼の声が聞こえた
教務員室の扉を開けたらすぐに彼の顔が見えた
なんか、私の一日が夏油くんで始まるの、久しぶりな感じ
「もう、大丈夫だよ」
「！、、あ、うん」
「ん？どうかしたの？」
「いや、今のAの顔が、、すごく懐かしくて」
「何それ、ふふ」
思わず笑みがこぼれた
彼との間に穏やかな空気が流れる
「ぁ、じゃあ、授業の準備があるから、行くね」
「うん、行ってらっしゃい」
・
・
・
「で、和解したんスか？」
唐突な恵君の一言
グラウンドで１年生の体術の授業をしていた。結構やったから休憩にしたら５人とも集まってきて質問攻めだ
「和解というか、、まぁしたかな。今は夏油くんの猛烈アプローチを受けてる最中」
「はぁ！？浮気したんでしょアイツ！許さなくていいわよ」
「でも、夏油様、すごく反省したって」
「３日間くらいずっと泣いてたし」
ミミナナも私たちの和解を喜んでくれているようだった
「あ！Aさん！上！」
悠仁くんが指さした方を見ると校舎の中から夏油くんがこっちを見ていた
目が合うとすごく恥ずかしそうなばつが悪そうな顔をして笑った
あぁ、愛しい
手を振ると驚いた顔をして振り返してくれた
「(傑くん、)」
優しく笑い口パクで彼の名を口にした
するとさらに彼は驚いた表情をして思いっきり窓を開けた
「え？」
「A！好きだ！！！！」
そう叫ぶと同時に窓から飛び降りた
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渦 - めっちゃ面白かったです！ (11月28日 21時) (
レス) @page30 id: eee88a9d5d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - めちゃくちゃ面白かったです！これからも更新頑張ってください！！ (2021年4月23日 23時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 律さん» 追記しておきます！ (2021年3月6日 19時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
律 - メーカーってなんのメーカーですか？教えてください！更新頑張ってください！ (2021年3月6日 18時) (レス) id: 6ea500aa96 (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです！！がんばります (2021年3月6日 15時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒パラ | 作成日時：2021年3月4日 22時
