勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ1)

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学校について少し落ち着いたところで学校にあるTVでニュースを見た

ニュースではデジモンによって発電所が爆発し火災が発生していることなど報道しておりデジモンによる影響を知った

「これ、メイちゃんが…」

メイクーモンだけでもこのような被害を生んでいるのにこちらに来ているデジモンみんなが暴れ始めたら…

「地球は未曽有の危機に見舞われます…」

『止めなきゃ…』

「あいつらをおっぱらおう！」

「落ち着け、やみくもに戦ったらお台場のにのまえだ」

「だからってこのまま何もせずに見てるのか！？世界中の危機なんだぞ！」

「俺だって今すぐ飛び出したいさ、

　だけどお前が言ったようにこれからの戦いは世界全体の運命に関わってくる。だからこそ、同じことを繰り返すわけにはいかない

　、、、アグモンたちのためにも、さ」

「分かってる、そんなこと」

「ったく、メイクーモンのやつやってくれるよな」

『丈さん！』

何の悪気もない一言だが、メイコちゃんにはどう聞こえてしまったのだろう

「、、、」

メイコちゃんは何も言わずにうつむくだけだった

メイクーモンがどこに行ってしまったのか話すと西島先生が教えてくれた

ホメオスタシスがメイクーモンの排除を決定したことを

「誰にも求められない存在、

　生まれてきてはいけない存在、、

　だったら私は、誰にも求められないパートナー…」

『メイコちゃん、そんなこと言ったらだめ、』

「自分を貶めるな、メイクーモンのこともだ！」

「これが求められるもののすることですか？」

メイコちゃんの視線の先にはさっきのニュース

「今、誰よりもお前のことを求めているやつがいるだろ、

　メイクーモンだよ」

太一くんの言葉にメイコちゃんが顔をあげる

太一くんはいつだって彼女の必要としている言葉をかけてあげることができる

メイコちゃんの支えになっている

『、、、

　結局、なんでメイクーモンは狙われていたんだろう』

「メイクーモンが現れた後に、このデジモンが現れた」

「、、、！デジモンが動き出すためのスイッチ、、仮にそれがメイクーモンだとしたら…！」

「それがメイクーモンが狙われていた答えか！」

「現実世界の崩壊、、、」

「人類の滅亡を願う存在…」

「それって、、！」

「イグドラシルだ」

「ホメオスタシスはなにやってるんだよ！」