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13話 ページ16

遠くから聞こえるジェットコースターとナワーブ君たちの声を聞きながら公園内を散歩する

私の隣にピッタリくっついて離れないイソップを見てふと、昔を思い出した



あれは私が15歳でイソップがまだ幼かった頃かしら

異国の地へ出かけ長期滞在する事となった

その時のお隣さんの子供がイソップだった




「A、お隣さんのカールさんだ」


『菫園Aです。よろしくお願いします』


「これはしっかりしたお嬢さんだ。ほら、イソップも挨拶しなさい」


イソップ 「イソップ・カールです…よろしくお願いします……」




父親の後ろにぴったりとくっついて離れないイソップを見て最初は人見知りなのかな?と思っていた

イソップを刺激しないようイソップと目線を合わせて笑顔で声をかける




『よろしくね。イソップ』


イソップ 「ん……」




私は基本的に家にいたのでイソップと関わることはあまりなかった


しかしある日まだ幼いイソップを残してイソップの母は亡くなってしまった

それからはイソップの父が仕事の時はうちで預かることも多くなった




「すみません…今日も頼めますか?」


「全然大丈夫ですよ。気をつけて行ってきて下さい」


「ありがとうございます。イソップ、いい子にしてるんだぞ」


イソップ 「うん……」




イソップの面倒を見るのは比較的歳の近い私だった


そうやって関わっていくうちにイソップは私に信頼を寄せてくれるようになった




イソップ 「お姉ちゃん」


『どうしたのイソップ?』


イソップ 「なんでもないよ」


『ふふっ…そうなの』




しかし出会いに別れはつきものだった

14話→←作者より



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すいか(プロフ) - 文スト好き夜霧様さん» ご指摘ありがとうございます!修正しておきました! (2019年5月29日 15時) (レス) id: f87c064b17 (このIDを非表示/違反報告)
文スト好き夜霧様(プロフ) - イライ脳ってなってますよ (2019年5月29日 8時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
すいか(プロフ) - どんどん評価して貰えると嬉しいです (2019年5月14日 0時) (レス) id: f87c064b17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すいか | 作成日時:2019年5月12日 2時

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