君の歌に恋をする ２【歌い手】

ウタコイ７５ ページ42

ん…なんかあったかい…

それに人の話し声が聞こえるような…

「…あれ、っあ‼そうだっ‼」
ま「おはよ、キラちゃん」

目を開けると、そこはまふの膝の上で

そうだ、告知生放送の途中でめっちゃ眠くなって寝たんだった…

でも、あれ？私まふの肩に寄りかかって寝たんじゃなかったっけ？

なんで膝枕…？

天「寝ぼけて、『んっ、膝枕ぁ…』って言ったの覚えてないの？」

天月さん、そのやけに色っぽい声は何なんですかね

私そんな色っぽい声出るわけないし‼

そ「いやー、アレは本当に並の男ならオチるくらいの破壊力だったね…」
「何で考えたことわかるん…」

こっちをニヤニヤして見ながらそらが言う

もう、私が女たらしみたいじゃんっ‼

９「しかもリスナーさん‼聞きました⁉
貴重ですよー、キラの寝起きボイス‼ちょっと掠れてるとことかマジなんか色気に満ち溢れてる‼」

こら猫さん何言ってるの女の子でしょ‼
私の声の色気がどうとか…そっち側に行かないでほしい…

困ったからとりあえず歌詞さんを見てみると、ドンマイと言わんばかりに微笑まれた

いや、助けてくださいよ‼

抗議の意を込めてもう一回アイコンタクトをとると

歌「ほら、あんまりからかうとキラちゃんに嫌われちゃうよ？」

ごめん、やっぱり歌詞さんはお母さんかも…

そんな感じでみんなを諭してくれた

歌「でも、僕もさっきの声は艶めかしかったに一票」

…ひとつ爆弾を投下したけど、ね

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