番外編＊2人とも忘れた出会いの瞬間 ページ41
それは、私がまだ大学1年生だった、とある初夏の日のこと
？「いってててて…」
大学に向かう道で派手にコケた茶髪の青年を、ぎょっとしながら見ていたら、彼はポロポロと涙をこぼし始めた
「えっ、あの人大丈夫かな…」
アスファルトの上で転んだから、多分傷ができちゃったんだろうな
私は歩く向きをくるりと変え、近くのコンビニで氷と絆創膏、脱脂綿に消毒液とビニール製の袋を買ってその青年のところに急いだ
「っ、あの、傷手当てするんで泣き止んでください…」
まだそこにいた青年に私は声をかけた
さすがにもう泣き止んでたけど、むき出しになった腕には何箇所も擦り傷ができてしまっていた
青年は、とってもとっても驚いてたけど
？「あ、すいません、ありがとうございます」
そう、屈託無く笑った
あぁ、きらきらだ
私は青年の笑顔に対して、すぐにそう思った
なんで明るいんだろう、なんで輝いてるんだろう
うらやましいなって
テキパキと応急処置をしてから、ポリ袋に入れた氷とハンカチを手渡した
「アスファルトの上で転んだから、摩擦熱で火傷してると思う…だから、それで冷やしておいてください」
取って付けたような笑顔を青年に向けると、私は逃げるようにその場を去った
ハンカチ、あげちゃうみたいな形になったけど…まぁいいか
「あ、名前、聞き忘れちゃったな」
一方その頃
転んでいた青年…坂田は、手当てしてくれた女の人のことを考えていた
坂「名前も知らない僕のことを気にかけてくれたんだ…」
大学生っぽい服装だったし、方向的にもしかしたら大学一緒かもしれない
「…綺麗な、人だったな」
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ami - 神咲のあさん» すみません本当に有難うございます!!もう可愛いし面白いしで思わずメモりました(( 続編も楽しみにしてます!! (2016年8月2日 19時) (
レス) id: f8ef673c3c (このIDを非表示/違反報告)
ami - 神咲のあさん» 有難うございます!!体調崩されない程度に更新頑張って下さい(*^^*)あと替え歌っていうのが抜けてました…「夢主/96ちゃんなう！」の歌詞をお願いします、すみません…! (2016年7月31日 23時) (レス) id: f8ef673c3c (このIDを非表示/違反報告)
神咲のあ(プロフ) - amiさん» 読んでくださりありがとうございます！リンちゃんなうの歌詞ですね、今忙しくて更新できてないので、少ししたらそれ含めてかきたいとおもいます！ (2016年7月31日 10時) (レス) id: 0cca539cb5 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 凄く面白いです…!もし良ければ夢主ちゃんと96さんで歌った「リンちゃんなう！」の歌詞を見てみたいです!! (2016年7月31日 0時) (レス) id: f8ef673c3c (このIDを非表示/違反報告)
神咲のあ(プロフ) - エリラさん» ウタコイも読んでくださってありがとうございます！本当に励みになります！ (2016年5月10日 19時) (レス) id: 0cca539cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神咲のあ | 作成日時：2016年4月9日 22時
