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12話 ページ13

「そんなに私、頼りない?これでも一応探偵なのだけど」



ザ・心配みたいな表情だが、彼は探るように私を見てくるため、まるで事情聴取を受けてるような気分。


テーブルを挟んだ向こう側にいるのに、私をじっと見つめる視線になぜだか焦る。大丈夫です太宰さん!ドントウォーリーですよ!!!




「悪いけど、話してくれるまで帰す気はないよ。運命のピンチを黙って見てるわけにはいかない。さ、話してご覧」



な、なんだろう、私怒られてる?表情は心配しているようだけど口調が…、口調が怖いよ!!なんか静かに怒ってる感じ伝わるかな?学年主任の先生が怒ってる的な!怒鳴るよりも精神的にくる的な!



自身の組んでいた手が私の方へ来たかと思ったら、私の両手を掴んでぎゅっとされた。手は机の下にしまっておくべきだったか〜〜。



「まあ、いい。だいたいの目星はついてある」

「え!なんで!……………あ」



「やっぱり、何かあるんじゃないか」



し、しくった〜〜〜〜〜〜〜!なにやってんだこのバカ!クズ!こんなのありますって言ってるようなものじゃん!

冷や汗ダラッダラな私に反して太宰さんはニヤリ。なんだそのやったぜ、的な顔は。萌える。イケメンは何しても萌えるぜ。ご飯三杯はいける。




「…それとも、無理矢理言わされる方が好きなのk」


「ご相談があります!!!」



オシャレなカフェで何てこと言おうとしてたんだ!耳が孕んじゃうだろう?妊娠しちゃうだろう?やめてください夢女子はこういうのであっけなく死ぬんです。


多分これもアルファ特有の守ってあげたい欲のせいだと思う。私のことは好きじゃない、たまたま運命だったってだけ。おつかれ自分。その気になっちゃダメよ!相談するだけだから、ね?





「…実は、知らない人から手紙をもらってまして…」

「へえ。いつから?」

「…一週間くらい前から…」

「とりあえず、Aちゃんの家に行こう。一人暮らしだったよね?」

「は、はい」



行動力やばい。好き。その凛とした顔。つょぃ。おっとキモい夢女子が出てしまったすまん。





半ば強引に家まで引っ張られ、郵便受けを開けるまではいつもの太宰さんだった。他愛のない話もした。


空気が変わったのは太宰さんと私が写ってる写真を見てからだ。あれ、今まで私だけが被写体だったのになあ。しかも写ってる太宰さんは真っ黒に塗りつぶされていた。

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瑠威時 - うわァ……好き…続き待ってます…グハ (4月29日 17時) (レス) @page15 id: 6c6d7d320b (このIDを非表示/違反報告)
クリスタルパワー(プロフ) - 続きくださーい‼︎待ってます‼︎ (2022年6月9日 7時) (レス) id: 47ef91694a (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年1月3日 12時) (レス) @page15 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
世成 - むり、、、好きです、好きすぎます、更新頑張ってください! (2021年7月29日 18時) (レス) id: fb31e5b43b (このIDを非表示/違反報告)
つめきわに - やばい、、、やばい、、、やばi(((だざさんかっこよ待って死ぬってうん。更新お願いします!!!(スライディング土下座) (2021年6月20日 20時) (レス) id: 8a122b7869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミメット | 作成日時:2019年2月5日 0時

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