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5-07 ページ38

「でな〜」





小笠原君って、話が上手






「あはは！！」








ニコニコしながら話す小笠原君





それと対照的に








「…」






機嫌の悪い拓弥王子


何が気に入らないの？









「…犬、飲み物買ってこい」


「…へ？」






突然の言葉に小笠原君の話も止まった






「買ってこいっての」


「おいおい、拓弥。」


「…あ、行ってきます！」





そうだった、私は下僕、犬だ





拓弥君といることが楽しくてつい忘れてしまう







「話後で聞かせてね」






そう言って屋上を出ようとすると
肩を不意に掴まれた





「俺も行くよ」

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：ろく | 作成日時：2017年4月22日 19時

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