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自分に価値を見いだしてない目 ページ24

目が覚めると何時も通りの朝だった。
昨日の事がまるで嘘だったかの様な穏やかな朝だった。
……ただ一つ違うのはもう福沢さんが来なくなったと言う事実だけ。
俺は少しその事実に寂しさを感じつつ服を着替えてからリビングにいく。

「森さん、エリス、おはよう」

「あぁ、おはようA君」

「おはようA!」

元気に答えるエリスに少し微笑む。
席について朝食を食べながら森さんに尋ねた。

「今日の予定は森さん?」

「幾つかの診察と薬品の受け取りなんだけど行ってくれるかい?」

「ん、了解。何時もの所だよな?」

「うん。そうだよ。よろしくねA君」

それを聞いて俺は軽く頷いてから白衣を羽織って扉に手をかけた。

「んじゃ、行ってきます」

「行ってらっしゃいA!」

「気をつけてねA君」

そんな優しい言葉を後ろに聞きながら歩き出す。
路地裏を一人歩きながら空を見上げた。
……何時も通りの朝。
ただ違うのはもう福沢さんが来なくなったと言う事実だけ…
なのになんで




「こんなに悲しいんだろなぁ…」




俺はそう路地裏で一人呟いた。
その時いきなり黒い刃物の様な布が鼻の先を掠めた。
そして幼さの残る少年の声が聞こえた。

「外したか…」

「…戦闘系の異能者か」

黒い布が現れた方を見ると自分より小さな少年が真っ黒で自分に価値を見いだしていない目で俺を見ていた。




ーー
やつがれぇぇぇぇぇえ!!!

殺し合いは好まないんだ→←酷い奴だな


【桐崎君にとっての周りの印象】

乱歩:唯一異能で一度自分の事を忘れた筈なのに覚えてくれた人物。推理だけで自分との関係を割り出した乱歩の事は本当に凄いと尊敬している。


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那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 倉の中の石さん» ありがとうございます!思惑通りに暗い過去と思って頂けてついガッツポーズを仕掛けました(笑)続編頑張りますね!! (2019年7月8日 0時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです。こんなに自然な暗い過去は久しぶりに見ました。続編も頑張ってください。 (2019年7月7日 17時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 鶴さん» 読んで頂きありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@スマホ使用不可で低浮上中(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!まだ推敲中ですががんばりますね!! (2019年7月5日 20時) (レス) id: a29dbc7b52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:那戯田沢 亜須 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月19日 20時

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