病 - 小説

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焦がれ焼かれ、溺れ。

肉体はこうも醜いまま残っているというのに、

私の精神は踏まれ散った枯れ葉のようだ。

ないものに焦がれ、嫉妬の炎に焼かれ、

理想に溺れ、そして＿＿

努力をしていない私には求めるだけの価値などないと言うのに、強欲に求め続ける。

美しさを、強さを、優しさを、

これはある種の病のように私を蝕み続けるものだが、

どんな自分を演じても、どう行動しても、

決して失せてくれるような生温いものではなかった。

いつか、いつかは私だって変われるだろう、と、

また理想に溺れ、沈んでゆくのだ。執筆状態：連載中

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作者名：紅色眼 | 作成日時：2020年7月25日 17時