【銀魂】あの野郎が最近可愛く思えてきました。

56［仕事は最後まで］ ページ26

銀時はゆっくりとAの傍まで近付いてしゃがむと耳打ちするように声を潜めた。









銀時｢いいのかよ、お前んとこの来てっけど。｣

A｢この格好ならバレにくいだろ？｣

銀時｢いや女が周りにいる時点でバレやすいわ！｣

A｢この際だ。仕方ない、腹をくくって依頼最後までこなそう。｣

銀時｢A...。お前ほんと言うことイケメンだな。｣

A｢銀時も輝いてるよ｣

銀時｢俺まで落とそうとしなくていいんだよ、馬鹿｣





クスリと笑ったところで銀時はゆっくり立ち上がる。

あたりは女性で溢れていた。土方や沖田も渋々...いや、土方だけが渋々やっている

ように見える。手こずっているようで落ち着きがない。






女性3｢土方さんって、煙草吸うんですかぁ？｣

土方｢え、まぁ...｣

女性4｢へぇ、私煙草吸う人好きなんですよ｣

土方｢そりゃどうも...｣





そんな土方とお客のやりとりを見て笑うと

銀時は複数の声が聞こえるなか視線を巡らせる、すると客の手が上がるので。







銀時｢俺も腹くくるか。｣








なんて呟いて口元を緩めると客がいる席へと靴の音を鳴らして向かって行った。

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