《十四松》楽しみすぎて!! ページ3
明日は彼女とデート。
その言葉にどれだけ心が踊るのか。
明日の準備をして兄さん達が寝ている布団に潜り込んだ。
「うおおおおああああ!!」
「何?!突然叫ばないで!!」
隣に寝ていたチョロ松兄さんが悲鳴に似た怒鳴り声をあげた。
でも全然いやな気分じゃない。
だって明日は彼女とデートだから!!
「興奮して寝れない!」
「寝る前に素振りしてたの誰ー?」
「はいはい!俺!!」
「でしょー?だからだよ」
「それもあるけど明日デートだからだよ」
「はっ!?誰と?!」
「Aと〜。おやすみ!!」
「えっ?はぁぁ?!」
眠気が襲ってきた。
俺を揺さぶるチョロ松兄さん。
まだなんか言ってる。
だけど眠気に勝てなくて俺はそのまま意識を手放した。
*
兄さん達に見送られ俺は待ち合わせ場所へと急ぐ。
足がふらふらして思うように歩けない。
おかしいな、ちゃんと寝たのに。
「あ、十四松く...ってどしたのその隈!」
「くま?熊...がおー!」
がおーじゃなくてと彼女は心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
心臓がバクバクして弾けそうなくらいにくるしい。
「寝てないの?」
「今日楽しみで寝れなかったー!」
事実だから。と言いながら昨日の出来事を全部話した。
A、怒るかもしんないと不安がよぎった。
すると案の定怒られた。
「寝る前に運動するとね、脳が興奮してよけい寝れなくなるでしょ?」
「でも素振りしなくてもドキドキしてた!!Aとデートするのスッゲー楽しみだったから。今もドキドキし過ぎて爆発しそうでっせAはん。」
バツが悪そうな顔。
少し顔が赤くなったA。
「素直すぎるのはよくないよ...」
「でも嘘つくのもよくなーい」
「確かにー。だけど、私もドキドキし過ぎて爆発しそう」
「あっはー、それはてぇへんだ!」
笑いあって手をつなぐ。
ユルユルな袖が彼女の手を隠す。
僕だけが知ってる彼女との交わり点。
今日もドキドキしながら彼女の隣を歩く。
《カラ松》お嬢様気分。→←《カラ松》俺の色は。(主人公無し)
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百済(プロフ) - 皆様のコメント有難く読ませて頂いております…!亀更新ではありますが、よろしくお願いします!m(_ _)m (2018年1月28日 22時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - なける( i _ i ) (2018年1月6日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
朱華 - おおおおお!!!カラ松格好いいよ!! (2016年8月28日 12時) (レス) id: 24638162af (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ユウさん» 全然大丈夫です!いくつでもどうぞ^^ (2016年4月8日 18時) (レス) id: 47be61fde2 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - リクエストしたいんですけど…今どれくらいリクエスト来ていますか?あまり多いと大変かと思って…落ち着いたらまたリクエストさせて頂きますけど… (2016年4月6日 22時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/
作成日時:2016年4月2日 20時