【銀魂3z】王子様の裏事情。【沖田総悟】

心配 ページ12

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｢沖田君！はい、お弁当！｣

｢おう、サンキュー。｣









廊下で沖田はお弁当少女に弁当箱を手渡されていた。

一応私もお礼を言っておく。私の昼飯代が浮くよ、ありがとう。

いつもパンである私は購買で買っていたのだがここ最近は購買にお世話になってない。









チャイムと同時に皆席に座りだらしなく着用した白衣の裾を揺らして銀八先生は入ってきた。

そして私を一瞥してから出席簿を捲った。









｢よぉーし、全員いんな。しんどい奴は？｣

｢はいはいはい！銀さんを想うとここが苦しくて...｣

｢病院に行けー。他は？｣








銀八先生はチョークをあやめに投げると何もなかったように私達を見回した。

すると次に手が上がったのは近藤と呼ばれているゴリラで。







｢はい！お妙さんを思うと興奮します！｣

｢あらやだ、こんなところに野生のゴリラが。｣









どこから出してきたのかわからないバナナを妙ちゃんは近藤さんの両眼と口に突っ込んだ。

え、バナナってそんな狂気になるんだと冷や汗かけば。









｢Aちゃん目の隈凄いけど、大丈夫？｣

｢ちょっと銀さん！私も心配してよ！｣

｢あぁ？テメェは年がら年中健康体だろーが。｣









気にしてくれている事に少し嬉しくなりつつも首を横に振って｢大丈夫｣と小さく笑えば

銀八先生は胸元を抑えて教卓を一回叩くと｢もっかい笑って？｣と催促してきたので

消しゴムを銀八先生の頭に投げてやればクルクルパーマがそれを受け止めて頭の上に乗った。

それでクラスの数人が笑ったので、よしとしよう。

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