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文化祭1週間前から
準備期間で部活動が休みになる。
わたしは美術係で、コスプレ喫茶の看板とかメニューとかを作る係になった。
居残り後に
「はーい!コスプレの衣装出来上がったから、みんな着てみてもらってもいい?変なところあったら直すから教えてー!」
Aちゃんはコレね!といって渡された衣装は
黒猫。
赤の首輪に金の鈴がついている。
衣装自体はとっても可愛い。
とりあえず女子からと言って、男子は全員廊下に出て
女子だけ教室で着替える。
「わぁ!Aちゃん!やっぱり可愛い!!」
『ねえこれスカート短くない?///それにタイツも透けてて・・・胸元も広い///』
「何言ってるの!妖艶な黒猫がテーマだよ?ぴったりだよ♫」
男子入ってきて良いよーって言われて、
みんながゾロゾロ入ってきた。
「え、まじ?孤爪めっちゃ可愛いじゃん」
「あの格好はやばくねえ?」
「俺惚れそう・・・」
なんて声が聞こえてきて恥ずかしくて堪らない。
山「ハアアアアア?!?」
突然叫び声が聞こえてきて廊下の方を見ると、
猛虎くんが持っていたものを下に落として、あんぐりした顔でこっちを見ていた。
しまった・・・バレー部に見られた・・・
山「ちょっちょっ///」
猛虎くんに手招きをされたからドアまで行くと
山「この格好はさすがに黒尾さん怒るんじゃねえ?///」
『や・・・わたしもそう思うんだけど・・・なんか妖艶な黒猫ってテーマらしいよ』
山「まぁ、世の中の男の意見としては・・・控えめに言って最高だぞ!!!///」
といって親指をたててグッとしてきた。
『はぁ・・・着替えてくるから・・・じゃあね。』
早々にカーテンの裏で着替えて、
帰り支度をしていると
黒「Aー!帰ろーぜ」
あと5分あの衣装着たままだったらクロに見られてた。
危ない・・・
「もしかして、Aちゃんの彼氏って黒尾先輩なの?!」
『あ、うん、そう』
「黒尾に黒猫・・・いいかも〜♫」
『???』
「黒尾先輩!当日のAちゃんの衣装楽しみにしててくださいね!きっと興奮しますから♫」
黒「え、興奮?笑 まぁ楽しみにしてますネ」
『クロ、行こ。じゃあまた明日ね』
.
黒「そういえばさっき、山本が奇声上げながら走り去ってったぞ」
『え"・・・(わたしのせい?』
気になるので
一度評価ください(^人^)
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作者名:mraka | 作成日時:2021年2月22日 0時