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翌日、何故か私は色々な人から優しく接しられた。

「あ、あの!白永先輩!困ってることはありませんか!」

「えと、その、…肩揉みましょうか!?」

どの人も関わりがなかった人たちばかり。




すると私の耳にとある会話が入り込んだ。

「なぁ、聞いたか?」

「何がだよ。」

「____から聞いたんだけど、今年のバレンタインは白永先輩が世話になってる人に手作りチョコ渡すらしいぞ!」

「お世話になってる人…!?」

「だから俺、白永先輩に頑張って声かけて世話焼いてくる!」




…なるほど、昨日の那須との会話を盗み聞きされていたのか。

どうりで私と那須以外の心音が近くでしてたわけだ。




皆はチョコが欲しいから、私に優しくする。

なんだか…


































上手いように扱われてるみたいだ…。




ー「白永さん、宿題見せてくれない?」ー

ー「私たち、昨日部活で帰りが遅くなっちゃって…!」ー

ー『…全然いいよ。部活に一生懸命なのはいいことだしね。』ー

…あ、あの時と一緒だ。




ー「白永さんがいて良かったぁ…。」ー

ー「部活オフで遊びまくってたってこと、白永さんに口裂けても言えない!」ー

ー『…』ー

上手く扱われて、上手く使われて、上手く利用される…。




『…胸が痛い。』

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作者名:満月 | 作成日時:2023年2月19日 22時

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