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何も知らされず、太刀川さんに呼び出された4名。

それが旧太刀川隊のメンバーだった。




強い隊員だけを集めた自分勝手な隊長。

全く目を合わせてくれない他校の同級生。

よく私の世話を焼く噂のイケメン。

私が北海道でスカウトしたオペレーター。

そして私。

私たちの強さは結成したばかりの部隊の中で飛び抜けており、沢山のボーダー隊員から評価された。




しかしA級になると、太刀川隊のバランスは崩れていった。

いや私が崩したのだ。




太刀川「んー、最近全然ランク戦勝てねーな。」

烏丸「そうっすね。」

出水「次どうします?」

『…』

国近「…Aちゃん?」




足を引っ張っていたのは私。

ー忍田「相手に不快な思いはさせるな。」ー

『…私太刀川隊辞めます。』

皆が不快な思いをしていると知った私は口からその言葉が出た。




国近先輩は優しいから私に沢山の指示をくれる。

けど対戦相手が強くなることに、皆へのサポートが疎かになっていく。

それが太刀川隊の負けの原因だ。




太刀川「…わかった。」





これでいい。

これがいい。




私は太刀川隊(ここ)に必要ない…。





と言い聞かせた。

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作者名:満月 | 作成日時:2023年2月19日 22時

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