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_香取葉子side_




染井《葉子、聞こえる?》

香取「うん、聞こえてる。」

華がお願いを聞いてくれたことで、白永先輩と平等に戦えるようになった。

とりまるも見てるみたいだし、いいところを見せないと…。

染井《それじゃあ今から白永先輩の視覚、聴覚、嗅覚を葉子に共有するね。》




するとその瞬間


吐き気が


アタシを襲った。





何これ…。

トリオン体は痛みや苦しさを感じないはずなのに、ただただ気持ち悪くて吐き気がする。




染井《葉子!?大丈夫!?今共有を解除するから!》

アタシが倒れると、あの華は珍しく焦っていた。

やばい、もうそろそろ気失うわアタシ…。




『…大丈夫?』

と平気な顔をしてアタシを見る白永先輩。

これがサイドエフェクトってもんなの?

"特別"っていいもんじゃないの?

っ…こんな"特別"、ない方がよっぽどマシ!




気持ち悪さがなくなり、華が共有を解除してくれたことに気づく。

これを白永先輩は生身で感じてんの?

アタシはそう考えると、鳥肌が治まらなかった。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




香取「ほんとバカ。いやバカ以下。クソ、カス、うんこ未満!」

…どうして自ら苦しい方を選んだのよ。




若村「本人がいないからって言い過ぎだ!先輩だぞ!」

染井「怒ったら逆効果。あれは葉子なりの心配だから。」

三浦「え、悪口が?」

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作者名:満月 | 作成日時:2023年2月19日 22時

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