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二宮「変にもほどがある。なんなんだ、その面は?」

『その面って…、笑顔…ですけど?』




二宮「見てて気味が悪いからやめろ。」


気味が悪い…?





昔はそんなこと言われなかったのに。

上手く笑えてると思ってたのに。

この笑顔が求められてるはずなのに。

…私の笑顔は何が違うの?




その瞬間、私はその場から逃げた。

いや、逃げるべき(・・・・・)だと思った。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




気がつくと、遠い川まで来ていた。

私は浅瀬に映る自分の顔を見る。

『笑顔ってどう作るの…?』

どの笑顔が自然…?

どの笑顔が普通…?

どの笑顔が求められる…?


































『…わか…らない。』




その瞬間、川に波紋が現れた。

『…雨?』

雨が降ると、川は流れが速くなり危険度が増す。

私は橋の下まで歩いて移動し、ゆっくりと腰を下ろした。




急に本部基地から出たせいで、アウターは持ってない。

手が震え、足が震える。

これが寒いってことなのかな…?

そんなことを考えながら、私は雨が止むのを待つ。

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作者名:満月 | 作成日時:2023年2月19日 22時

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