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_三雲修side_
『三雲、これ玉狛支部の皆と食べて。』
とぼくは沢山の手作りチョコを貰った。
三雲「あ、ありがとうございます!きっと皆喜びます。」
すると白永先輩はぼくに聞いた。
『…唯我との勝負はどう?』
三雲「どうしてそれを…?」
ぼくは驚きを隠せなかった。
しかし白永先輩はそんなぼくとは違い、無表情で自分の耳を指差した。
三雲「サイドエフェクト…ですか?」
コクリと頷く白永先輩を見て、ぼくはサイドエフェクトの凄さを改めて知る。
『私はなんでもわかるから、…嘘も…本当も。』
ぼくにはその言葉がすごく苦しい言葉に聞こえた。
『唯我に100勝したら私が出水に頼まれるんでしょ…?三雲に合成弾を教えてあげて…って。』
三雲「はい、出水先輩とはそういう話になってます。」
『そっか…。
、
、
、
、
、
、
うん、いいよ。
…合成弾、教えてあげる。』
三雲「え!?」
国近「初めてじゃない?Aちゃんが弟子を作る宣言。」
『弟子ではないです、ただ合成弾を教えるだけなので…。合成弾の使い方は三雲自身で考えて、…わかった?』
三雲「っ…はい!」
国近「でもどうして三雲くんなの〜?きっと三雲くん以外に沢山いるよ?Aちゃんに合成弾教えてもらいたい人。」
言われてみれば、その通りだ。
なんでぼくなんだ…?
白永先輩はぼくの何を見て決めたんだ…?
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作者名:満月 | 作成日時:2023年2月19日 22時