〇 52.5 ※微裏 ページ5
【※少し卑猥な描写が含まれるため、苦手な方はUターン、または53へ進んでください】
【※52.5を読まなくとも本編に繋がりますためご安心してください】
•*¨*•.¸¸♪✧
そして、唇には柔らかい感触があたり
少しだけ舐められる。
薄く目を開けば、近くにはかな兄の綺麗な顔があり
ドキッと心臓が鳴った。
すると、少し開いた口の隙間から舌が差し込まれ
私の舌へと優しく絡みついてくる。
ちゅっ...ちゅ…ちゅ…と、耳に伝わるやらしい音と
全身に伝わる快楽に
このまま…最後までしてもいいかも
と、思わず雰囲気に委ねそうになるが…
突然かな兄の顔が私から離され、私はそのまま抱き抱えられる。
｢かな兄…？｣
要｢これ以上したら、さすがに抑えられないからね…部屋まで送るよ｣
かな兄が今どんな表情をしているのかが気になったが
すぐそばでかな兄の匂いを感じられ、私は安心してしまい
抱えられたまま意識を手放した。
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(要 side)
飲みが終わったあと
〇〇ちゃんが一人でキッチンに向かったのを見て、後を追いかけた。
様子を見ていれば水を飲みたいようで、なかなか開かないキャップに焦っているようだった。
〇〇ちゃんも俺たちに合わせて結構飲んでいたし
意識があるとはいえ、かなり酔っ払っていると思う。
下心がないと言えば嘘になるが、他の兄弟に頼る姿は見たくないため
それなら、自分が安全に部屋へ送り届けるまで付き合うことにした。
だが、俺が思った以上に彼女は酔っているようで
煽りに煽りで返してくるこの子が心配になる。
こんな姿、絶対に他の男に見せたくない
そう思えばいつの間にか彼女の唇に触れていた。
唇は想像以上に柔らかく、ほのかにするアルコールの味が皿に欲を掻き立てる
そして、そのまま快楽に溺れるようにキスをする。
正直、キスだけでは満足なんか出来ないし
泣かせてしまってもいいから、自分のモノだと分かるまでめちゃくちゃにしてしまいたい。
だが、それでまた距離を置かれたらと考えると
胸が張り裂けそうになる…
わずかに残る理性で、なんとかキスだけで踏みとどまることができた。
自分の腕の中で可愛い寝息を立てる彼女にキスを落とし、〇〇ちゃんの部屋の前に来たが
彼女のズボンのポケットに触れても、鍵らしきものが見つからない…
まさか？と思いドアノブに手をかければ
ガチャっ、とすんなりと扉が開いた。
要｢はぁ……これだから本当に目が離せない｣
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作者名：アプリコット | 作成日時：2023年8月16日 1時
