・魔法 ページ29
side志麻
あれから部屋で休み、起きた俺たちは、起きて早々Aさんに呼び出された。
4人で支度して、昨日の大広間に向かう。
ちなみに現在時刻は午後6時。この世界も季節があるのか分からないが、外はもう十分暗くなっていた。
坂田「それにしても、魔法をつける準備ができたって言ってたけど…」
セン「だいぶ急やったもんなあ。ちょっとドキドキしてきた。」
そんな話をしながら大広間のドアの前までたどり着いた。
コンコンっとノックをすると、入っていいぞと返事がかえってきた
失礼します、と中に入ると、小さい何かが、4人それぞれに駆けてきた。
志麻「うわあっっ!!!」
飛びつかれる、と思ったのもつかの間(実際、飛びつかれたけど)来たのは可愛らしいリスだった。
キューとなく動物たちはほかの3人のところにも来たようだ。
うら「あの、Aさん、これは…」
A「これから、お前たちのサポートをしてくれる魔獣たちだ。」
えっ?魔獣!?
坂田「え?こいつら魔獣なの?めっちゃかわいいじゃん?」
どいつも、とてもじゃないけど口から火を吹いたり(勝手なイメージ)しなさそうなほど小さく、まん丸の目でかわいらしい見た目をしていた。
A「これから、お前たちに魔法をかけて、それぞれ魔法を使えるようにするのだが…人間に魔力を使ったことがないからな。魔法を使う時や、魔法をかけられた時にお前たちの体に負担がかからないように、余計な魔法の効果を消して貰うんだ。」
どうやら、この子と一緒にいると、魔法に接する時に余計な負担を減らしてくれるらしい。
ほんとに大丈夫か?と、半分疑心暗鬼になりながら、もう1回俺のところに来たリスを見る。
紫のリス。
恐る恐る頭を指で撫でてやると、”キュー!”と泣きながら気持ちよさそうに目を細めている。
俺たちが元々いたところではここまで紫色なリス見たことないけど、
どことなく、安心する気がする。
それに…
志麻「かわいい…」
無意識に声が出てしまい、急に恥ずかしくなる。
ほかのみんなには聞こえてないようだけど、Aさんには聞こえていたようで、ふっとこちらを見て微笑むと、
A「これからこの世界でいる間、ずっとこいつらと一緒にいると思う。」
名前をつけてあげないか、と提案した。
名前かあ。生き物に名前をつけるなんてあんまりやった事ないけど…
見た目がかわいいから、見た目で考えちゃおう。
志麻「君は………”まある”!」
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朝どれみかん(プロフ) - 夏姫さん» 返信遅れてしまい、申し訳ないです!元あさみの作者です!そうだったんですね!お友達の作品見つかるといいですね!応援ありがとうございます! (2021年2月14日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - あさみさん» 把握です、わざわざありがとうございます!実は、今友達がひっそり作品書いてるって言ってまして、見つけてみようかなぁと思っているところでして…すみません。もちろんです、これからも応援させていただきます! (2021年2月2日 16時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 夏姫さん» すみません。あさみと書いていますが、作者の朝どれみかんです。 (2021年2月1日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 夏姫さん» ありがとうございます!人違いかどうかはよく分かりませんが、これからも楽しみにしていてもらえると嬉しいです。 (2021年2月1日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - 好きです。…って言うのと、えっと、合ってる?もし人違いだったら本当にすみません。 (2021年2月1日 16時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝どれみかん | 作成日時:2020年12月19日 17時