・魔獣 ページ28
sideA
じい「目、でございますか…」
A「うん。念じやすいし、それでいて無意識に念じてしまうことも無い場所だと思うんだよな。」
ほかの場所だと悪い、ってことはないんだけど、能力を使ったことがない4人に付与するとしたら、使いやすい、暴走しにくい、わかりやすいようにした方がいいと思う。
A「あと、4人の能力は、付与した時に何が出るのか決まるようにする。私が決めるよりも、自然に任せて彼らの体にあったものにした方がいいと思う。力の大きさは私が調節するけど。」
じい「しかしそれでも、魔法など使ったことのないあの4人がそんな簡単に扱えるとは…」
A「だよね。どうするべきかな。」
魔法が暴走した時に抑えてくれる存在…
そうだ!
A「魔獣つけるのはどうだろう?」
じい「魔獣、でございますか。そうですね…小さいものであれば、彼らの負担にならずに魔法を抑えることができるでしょう。しかし、どこから連れてくるのです?」
うーん、そうだな…
A「宝石から生成するのは?」
あの4人独特な目の色してるから、それぞれの目の色の宝石から生成したらどうだろうか。
例えば…
今まで使っていない棚から、厳重に鍵かかけられた箱を取り出す。
これだけ厳重にしとかなくても余るほどあるのに、と思いながら鍵を開けて、中身を取り出す。
エメラルド、アメジスト、ルビー、アンバー…
それを…この辺でいいか。
自分の指を噛み、血を垂らす。
床に魔法陣を描いていく。
A「行くよ!」
魔法陣の上で、宝石たちを放り投げると、それぞれが動物の形になっていく。
昔から石には不思議な力が宿っている。
そのため、魔法をかけると、魔力を扱える獣になるのだ。
魔法陣が消えるとそこには、
緑の葉っぱを頭に乗せたたぬき
紫の瞳をもつリス
赤の首輪をした犬
黄色の毛並みの狐が生まれた。
えらく可愛くなっちゃったな、まあいいか。
じい「おお…これはなんと…」
A「じい、4人が起きてきたら、早速始めよう。」
準備は整った。
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※アンバーは琥珀のことです
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朝どれみかん(プロフ) - 夏姫さん» 返信遅れてしまい、申し訳ないです!元あさみの作者です!そうだったんですね!お友達の作品見つかるといいですね!応援ありがとうございます! (2021年2月14日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - あさみさん» 把握です、わざわざありがとうございます!実は、今友達がひっそり作品書いてるって言ってまして、見つけてみようかなぁと思っているところでして…すみません。もちろんです、これからも応援させていただきます! (2021年2月2日 16時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 夏姫さん» すみません。あさみと書いていますが、作者の朝どれみかんです。 (2021年2月1日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 夏姫さん» ありがとうございます!人違いかどうかはよく分かりませんが、これからも楽しみにしていてもらえると嬉しいです。 (2021年2月1日 22時) (レス) id: d665285ce7 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - 好きです。…って言うのと、えっと、合ってる?もし人違いだったら本当にすみません。 (2021年2月1日 16時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝どれみかん | 作成日時:2020年12月19日 17時