ただの青春、たかが友情。『ハイキュー』 (ページ3)

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友達居ないわけじゃないからねページ3

『何かありましたか』

及川「実はさ〜、、」

今私の前で話している及川さんは、ファンが居るほどの人気ぶりで、かつ強豪と言える北川第一バレー部のキャプテンをしている。こんな人間を世の中は勝ち組と呼ぶのだろう。

あー羨ましい。

及川「〜、て事で、お願い出来る？」

『…ごめんなさい聞いてませんでした』

及川「Aちゃん⁈⁈及川さんのビジュアルにやられちゃったなぁ？？」

『はーい』

及川「適当‼︎」

ケラケラと2人で笑っていれば、周りからの視線がすごい事になっているのに気がつき慌てて話を戻した。

及川「体育祭で部活対抗リレーがあるから、その時一年生から2人出て欲しくて。一年生で速い2人を選抜しといてほしいの」

『なるほど。わかりました、体力テストの結果見ときます』

及川「よろしくね〜！」

部活対抗リレーかぁ、一年から2人ならあの3人の中から誰か出れるかもな。案外国見だったりして、

・・・

『お前らかよ。』

結局リレーは国見以外の2人、影山と金田一が選抜された
案外国見だったりしてとか言っていた自分が恥ずかしい。国見は体力テスト地味にサボってたな確か。

国見「友達が選ばれて本当に誇らしい」

金田一「思ってないだろ！」

『まぁせいぜい頑張って』

佐藤「ねぇねぇ〜」

『静音』

佐藤「あんた達知ってる？部活の先輩が教えてくれたんだけどね、体育祭の時配られるハチマキを好きな人と交換すると結ばれるらしいよ！！」

影山「結ばれる？紐でか？」

佐藤「影山ってAと一緒で馬鹿なの？」

『えっ、めっちゃ被害者』

佐藤「結ばれるってのは好きな人とうまくいくって事！」

『そんなの信じられないよ』

佐藤「でも毎年交換した先輩達は結ばれてるらしいし。」

『静音は誰と交換すr』金田一「佐藤好きな人いんのか⁈⁈」

金田一が焦ったように椅子から立ち上がり、私達の視線は金田一に向く。

佐藤「…居ないけど…びっくりするからやめてよもう！」

金田一「わ、悪い…」

『え。』

もしかしてなんだけど，もしかしたらなんだけど、

金田一って静音の事が好き？？？

何それ青春じゃん。だる。

国見「まじか。」

国見も気づいたのか楽しそうに話す2人を見つめながら呟いた。

見つめながら…？まさか、、国見も静音が好きで焦っているのか⁈⁈

国見「馬鹿な事考えないでもらえる？」

違った。