第30話 ページ31
Aside
＊
『＿＿＿＿って、わけで僕は紅茶部に入ることにしたんだよね』
僕がそう言うと渉くんはなるほど、と大袈裟に手を叩いてみせた。
fineに入るつもりは無かったし、他に方法が無かっただけなんだけど。
彼の願いを叶えるためには、それが一番の道だった。
そうして出会った凛月くんや創くんも、今ではとっても大切な存在だ。
*
『…早かったなぁ…僕の青春、
アイドルとして輝いた時間は一瞬だったよ』
少し大袈裟に、渉くんにそう言ってみると、
彼は得意の手品でバラの花びらを散らしながら答えてくれた。
｢いいえ、私達の青春はまだまだ続きますよ。
むしろ青春真っ只中です! 共に声高らかに謳歌しましょう…☆｣
『ふふ…僕は満足だけど。今までにみんなと過ごせた日々が充分幸せだった』
｢では…転校生さんのお仕事は断るのですか?｣
『うーん……だってあの時さ、
最初で最後のライブだ〜って格好つけちゃったし…』
まあそんなの、言い訳だと言われてしまえばそうなのだけれど。
今更出ていくのは何となく、気が引けてしまう。
｢あの時のライブ、皆感激していましたよ。
特に宗と零は嬉しそうでしたねぇ…とても幸せそうに笑っていました｣
『…そっか…、それなら良かった。
結局感想、聞きそびれたままだったし』
｢もちろん、私や奏汰も同じです。
…ただ、夏目くんは貴方が自ら負けることに気づいて不満そうでしたけど｣
『…夏目くんは優しい子だね。
優しい彼の気持ちを汲めなかったことだけは、心残りだよ』
……だけど、もしもまた、ステージに立てるのならば
五奇人のみんなと、一緒に立ってみたい、とは思う。
新しい学院を作ってくれた、英智くんとも、共に歌ってみたい。
『…やっぱり、あんずさんのお仕事受けようかなぁ…』
｢おや、気が変わったのですか?｣
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作者(プロフ) - すみません手違いで以前頂いたコメントへの返信を消してしまいました、、すみませんでした…! (2017年5月22日 20時) (
レス) id: f51b0c6802 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 栗さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるととてもやる気が出ます…!更新頑張ります (2017年5月21日 10時) (レス) id: f51b0c6802 (このIDを非表示/違反報告)
栗 - え…神ってる…え…やばい…まず設定からして最高すぎるし、えーちがめっちゃファンで言ったらヤンデレみたいなのらまじで最高です。神です天才なんですか天才すぎます。これからも頑張って下さい！！！！！続き楽しみにしてます！！！！ (2017年5月21日 4時) (レス) id: 057c14ed72 (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - そうかここが桃源郷か…(翻訳 とっても面白いです!!!更新待ってます♪) うん。どんな翻訳だよ… (2017年5月19日 15時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - この作品見た瞬間お気に入り登録しちゃいました！ storyが自分的に好きなので無理せずに更新頑張ってください (2017年5月18日 22時) (レス) id: 7d3153bea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年5月17日 23時
