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ロンたちとの取っ組み合いの喧嘩で怪我をしたドラコたちが医務室に行ったが、Aはそれに付き添わなかった。あんなくだらない喧嘩に巻き込まれたのは予想外だったし、二度と御免だった。
彼らの行動があまりに軽率で幼稚すぎることなど、今まで散々クラスで見てきたはずなのに、Aは早々にドラコたちと付き合おうとしたことが間違いだったことを思い知らされた。
Aが談話室に入ったとき、中はお祭り騒ぎだった。フレッドとジョージがどこからか失敬してきたお菓子やらなにやらでテーブルが一杯になり、談話室の真ん中にはクィディッチチームの選手たちが集合していた。あまりの歓声の激しさに、Aは鼓膜が破れるかと思った。
なるべく彼らの目につかないよう談話室の端から女子寮へ上がろうと移動したAは、近くでジョークをかましていたジョージとぶつかった。
「おっと、ごめん────って……A」
ジョージがAを見つけて目をぱちくりさせた。少しだけジョージの表情が強張ったのを察したAは、ジョージから目をそらした。人混みをかき分けて寮の階段へ向かおうとするAの手を、ジョージが掴んだ。
「A、待てよ。話があるんだ。この前のこと──」
「離せ」
Aはジョージの手を振り払おうとした。
「俺が話したいことは、君の思ってるようなことじゃない──」
「お前たちと話すことなんて、何もない!」
Aが声を荒げたが、お祭り騒ぎの談話室では、声はすぐにかき消された。
「分かっただろ、私がどんな人間なのか──分かったなら、もう関わるな! お前たちだって、私のことが嫌いになっただろ!」
「嫌いになってなんかいないよ──」
「嘘だ!」
Aは泣きたいような叫びたいような気持ちで、力を振り絞って、やっとジョージの手を振り払った。目の奥がジンと熱くなって、息苦しくなるのを感じる。Aは慌ててジョージに背を向け、女子寮への階段を足早に登っていった。
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鵲(プロフ) - あんみつさん» ここの二人を複雑な関係性にしたかったので嬉しいです…🩷💖ありがとうございます😭😭💓 (7月3日 17時) (レス) @page50 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - フィオナが悪い子じゃないのはわかるけど夢主ちゃんの気持ちを思うとスッゴくもやもやする〜!!でもこのモヤモヤが最高です! (7月3日 16時) (レス) @page43 id: 8881878887 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - kokonaさん» ひゃぁ〜ありがとうございます…💕💕可愛く書けてたら嬉しいです‼️😭😭🩷🩷 (7月3日 5時) (レス) @page46 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
kokona(プロフ) - ヒロインちゃん可愛すぎる……大好きです😭 (7月1日 23時) (レス) @page32 id: d3088186d6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぽてとさん» 初コメありがとうございます‼️💕ひゃー嬉しいです😭🩷🩷ありがとうございます🩷🩷がんばります‼️‼️‼️‼️😭😭😭🩷🩷 (6月29日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鵲 | 作成日時:2023年6月16日 2時