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Aは不満げだった。フレッドの指をごしごしドレスの裾で拭かせながら、Aはフレッドを見た。
「そんなのしても楽しくないだろ？」
「何言ってるんだ。楽しいぞ」
フレッドはじぶんの手を掴んでいたAの手を掴むと、指先に口付けながら笑った。
「ずるいぞ。いつもフレッドばっかりじゃないか」
ジョージがAの反対側の手を掴み、有無を言わせないうちにAの唇に触れるだけのキスをした。
「………A、今日、いつもより大人っぽいな」
ジョージが言うと、Aは少し嬉しそうに顔をほころばせた。
「ハーマイオニーがメイクしてくれたおかげだ！」
「うん。とってもかわいいよ」
ジョージはにこにこしながらAの頭を撫でた。
「Aは、学年が上がるごとに綺麗になってくな」
「そ……………そうなのか？」
自分では変化などわからないものだ。
それに、フレッドとジョージがAを甘やかす時には、やはりまだ年下を扱っているような雰囲気がある。
フレッドとジョージにとって自分は、まだ小さな子どもと変わりないのかもしれない、というAの悩みは、何年たっても消えない。
「子供扱いしてるって、Aはよく怒るけどさ。そんなこと思ってないよ。何度も言ってるけど」
ジョージは微笑んだ。Aはまだ少し納得がいかなそうな顔をしていた。
「Aはかわいいんだよ。強いて言うなら、小動物みたいな……ほら、かわいいものは愛でたくなるだろ？ うさぎを見たら、撫でてやりたくなるだろ？ それと一緒さ」
「小動物……」
Aがぽかんとする中、ジョージはくすくす笑った。
「戻りたくないな。……Aのこんな綺麗な姿、ほんとは他のやつに見せたくないんだよ」
ジョージはAの髪に触れた。Aは頬を赤く染めて、俯き、もごもごと呟いた。
「だったら……わたしだって、二人のかっこいい姿、他の女の子に見てほしくない……二人には、女の子のファンも多いし……今日の二人にどきどきしてる人、きっとたくさんいる……」
「でも、俺達が好きなのはAだけだ」
フレッドがそう言って、後ろからAの頬にちゅっとキスをした。
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鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございますー！！書いてみますー✊🏻✊🏻💗 (2022年2月17日 2時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - いつも素敵な小説ありがとうございます😭👏🏻フレッドとジョージが若返ったら次は夢主ちゃんが一気に幼くなるのも見てみたいです😖😖お願いします！ (2022年2月16日 22時) (レス) @page50 id: 4fe3c9c074 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» ありがとうございます…🥺💕これから解き明かしていくのでよろしくお願いします！🥰🥰🥰 (2022年2月6日 20時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
犬好き(プロフ) - お手紙開封怖すぎて震えてたら思ったより…って感じでさらに怖いです…、心臓が震えています…それはそうと、主人公ちゃんが可愛くてしゃーないです、最高！ (2022年2月6日 6時) (レス) @page20 id: a9e49597a8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございます〜！！！😭😭🙏💕更新頑張ります！！！ (2022年2月6日 2時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月1日 0時
