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ハーマイオニーが、こんどはクラムに自分の名前の正しい発音を教えていた。クラムは「ハーミイ‐オウン」と呼び続けていたのだ。
「ハー‐マイ‐オ‐ニー」
ハーマイオニーがゆっくり、はっきり発音した。
「ハーム‐オウン‐ニニー」
「まあまあね」
ハーマイオニーがニコッとしながら言った。
食事を食べ尽くしてしまうと、ダンブルドアが立ち上がり、生徒たちにも立ち上がるように促した。杖を一振りすると、テーブルはズイーッと壁際に退き、広いスペースができた。それから、ダンブルドアは右手の壁に沿ってステージを立ち上げた。
ドラム一式、ギター数本、リュート、チェロ、バグパイプがそこに設置された。 いよいよ「妖女シスターズ」が、熱狂的な拍手に迎えられてドヤドヤとステージに上がった。
全員異常に毛深く、着ている黒いローブは、芸術的に破いたり、引き裂いたりしてあった。それぞれが楽器を取り上げた。
突然、テーブルのランタンがいっせいに消え、代表選手たちが、パートナーと一緒に立ち上がった。Aも立ち上がりった。
「妖女シスターズ」は、スローな物悲しい曲を奏ではじめた。Aはジョージとともに、煌々と照らされたダンスフロアに歩み出た。ジョージはAの腰に手を回し、もう一方の手でAの手をきゅっと強く握って、指を絡めた。
「A、ダンスが上手いね」
「うん──小さいときから習ってたから──で、でも──わっ！」
いつもと雰囲気の違うジョージを至近距離で見つめることへの緊張で、足が震えた拍子に後ろに倒れそうになったAを支えるため、ジョージが上体を少し倒して、Aの腰をぐいっと持ち上げた。それからジョージは微笑み、ダンスの合間に、Aの頬へどさくさまぎれのキスをした。
まもなく、観客のほうも大勢ダンスフロアに出てきたので、代表選手はもう注目の的ではなくなった。ダンブルドアはマダム・マクシームとワルツを踊っていた。まるで大人と子供で、ダンブルドアの三角帽子の先が、やっとマダム・マクシームの顎をくすぐる程度だった。
しかし、マダム・マクシームは巨大な体の割に、とても優雅な動きだった。マッド‐アイ・ムーディは、シニストラ先生と、ぎごちなく二拍子のステップを踏んでいたが、シニストラ先生は義足に踏まれないように神経質になっていた。
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鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございますー！！書いてみますー✊🏻✊🏻💗 (2022年2月17日 2時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - いつも素敵な小説ありがとうございます😭👏🏻フレッドとジョージが若返ったら次は夢主ちゃんが一気に幼くなるのも見てみたいです😖😖お願いします！ (2022年2月16日 22時) (レス) @page50 id: 4fe3c9c074 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» ありがとうございます…🥺💕これから解き明かしていくのでよろしくお願いします！🥰🥰🥰 (2022年2月6日 20時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
犬好き(プロフ) - お手紙開封怖すぎて震えてたら思ったより…って感じでさらに怖いです…、心臓が震えています…それはそうと、主人公ちゃんが可愛くてしゃーないです、最高！ (2022年2月6日 6時) (レス) @page20 id: a9e49597a8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 豆腐さん» ありがとうございます〜！！！😭😭🙏💕更新頑張ります！！！ (2022年2月6日 2時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月1日 0時
