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とある日の早朝、グリフィンドールチームは日が昇りきっていないうちからウッドに呼び出され、競技場で練習をしていた。
Aが大広間で朝食を取っていると、リーが隣に腰掛けた。
「おはよう」
「おはよう、リー」
Aがにっこりして挨拶を返した。
リーはサンドイッチを掴んで食べながら話し始めた。
「フレッドとジョージは朝からウッドに捕まって練習に行ってるみたいだけど」
「グリフィンドールチームは大変だな」
Aが苦笑した。リーはちらっとAを見ながら続けた。
「もしこのあと暇なら、練習を見に行くか？」
「え？」
「練習だよ。俺も暇でやることがなくてさ」
リーはサンドイッチをいくつかつまみ皿に入れた。
「あいつら朝食も食べてないはずだから、届けに行ってやろうぜ」
─────
競技場の芝生にはまだ名残の霧が漂っていたが、太陽はもうしっかり昇っていた。選手たちはちょうど今出てきたららしい。
「まだ終わっていないのかい？」
「まだ始まってもいないんだよ。ウッドが新しい動きを教えてくれてたんだ」
スタンドに座っていたロンとハーマイオニー、オリヴィアからすこし距離を置いたところに座ったAとリーを、フレッドとジョージが見つけた。
「二人とも！どうしてここにいるんだ？」
「朝食を届けに来たんだ」
Aがそう言うと、フレッドとジョージは箒にまたがり、上のスタンドの方まですいすいと上がってきた。Aはそろそろサンドイッチを手渡すと、二人がそれを受け取った。
「さんきゅ」
二人はサンドイッチを受け取るとAの頭はワシャワシャ撫でて、それからハリーと競争しながら競技場の周りを全速力で飛び回りはじめた。
「カシャッカシャッて変な音がするけど、なんだろ？」
コーナーを回り込みながらフレッドが言った。スタンドのほうを見ると、コリン・クリービーが立っていた。最後部の座席に座って、カメラを高く掲げ、次から次と写真を撮りまくっている。人気のない競技場で、その音が異常に大きく聞こえた。
「こっちを向いて、ハリー！こっちだよ！」
コリンは黄色い声を出した。
「誰だ？ あいつ」
「全然知らない」
ハリーは嘘をついた。スパートをかけ、コリンからできるだけ離れた。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
