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「また一年が過ぎた！」
学期末になった。大広間はスリザリンの緑と銀の旗で飾り付けられていて、誰がどう見てもそれは、寮対抗杯をスリザリンが獲得したことを示していた。
パーティーが始まると、ダンブルドアがほがらかに言った。
「一同、ごちそうにかぶりつく前に、老いぼれのたわごとをお聞き願おう。何という一年だったろう。君たちの頭も以前に比べて少し何かが詰まっていればいいのじゃが……新学年を迎える前に君たちの頭がきれいさっぱり空っぽになる夏休みがやってくる。それではここで寮対抗杯の表彰を行うことになっとる。点数は次のとおりじゃ」
案の定、四位はグリフィンドールで、２６２点だった。三位がハッフルパフで３５２点だ。レイブンクローは４２６点で、──そしてスリザリンが４７２点だった。
スリザリンのテーブルから嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音があがった。ドラコがゴブレットでテーブルを叩いている。胸の悪くなるような光景だった。
「よし、よし、スリザリン。よくやった。しかし、つい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまいて」
ダンブルドアが言った。 部屋全体がシーンとなった。スリザリン寮生の笑いが少し消えた。
「えへん」
ダンブルドアが咳払いをした。
「駆け込みの点数をいくつか与えよう。えーと、そうそう……まず最初は、ロナルド・ウィーズリー君」
ロンの顔が赤くなった。まるでひどく日焼けした赤かぶみたいだった。
「この何年間か、ホグワーツで見ることができなかったような、最高のチェス・ゲームを見せてくれたことを称え、グリフィンドールに５０点を与える」
グリフィンドールの歓声は、魔法をかけられた天井を吹き飛ばしかねないくらいだった。頭上の星がグラグラ揺れたようだった。
「僕の兄弟さ！ 一番下の弟だよ。マクゴナガルの巨大チェスを破ったんだ」
パーシーが他の監督生にこう言うのが聞こえてきた。広間はやっと静かになった。
「次に……オリヴィア・キャンベル嬢。恐怖に怯まず、仲間を信じ、仲間のために動いた、その勇敢さを称え、グリフィンドールに５０点」
またグリフィンドールから一段と大きい歓声が上がり、オリヴィアは目に涙を浮かべて顔を真っ赤にした。ハーマイオニーが彼女を抱きしめて喜んだ。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
