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「もしもしジンさ」
「A!? やぁ、Aや、ジンさんはアイドルだよ。アイドルなんだよぉ！」
「あっ ……… はい。」
予想以上の声量が響いて思わず携帯を耳から遠ざける。
まさか、こんなに驚いてるだなんて。
「
｢ちんちゃ…？｣
マシンガンの様に早口で告げられる韓国語。
辛うじて聞き取れた、ちんちゃの様な言葉も私には分からない。
｢あにや、ああ、ごめんね。｣
｢ふふ、大丈夫ですよ。それよりも、ジンさんって本当にアイドル何ですか？｣
｢ん？あー、うん、そう！ジンさんアイドル！BTSって名前だよ。｣
｢BTSのヒョン？何ですよね？｣
｢わあ！
｢き、きよった…？｣
その後もジンさんは興奮冷めやらぬ様子だった。
韓国語混じりに、嬉しい、ありがとう、もっと知ってね、などと沢山話してきた。
とりあえず言えることとしては、ジンさんは私がアイドルだと知ったことをとても喜んでくれていた。
...
..
.
とまあ、こんな感じである。
当時はジンさんがアイドルだなんて本当に思いもしなかった。
というか皆意地悪じゃない？私が気付くまで黙っておこうなんて。結構ひどいと思う。
でも、ジンさんが気付いた瞬間凄い嬉しそうな反応をしてくれたから、皆を責めるのはやめようと思ったんけど…。
私自身、テレビを余り見ないし最新のニュースに疎い所があったから。
だけど、あれからはなるべく最新ニュースをチェックするようになった。ジンさんたちの事務所情報もなるべくチェックしている。
ふと時計を見るとお昼頃来ていたはずが19時近くなっていた。
私が通っているレッスン場は、先生達がいる間は自由に出入りが出来る。
「ここで踊ってると、すぐ時間が過ぎるなぁ。」
夜道は危ないから気を付けなさいと、父から口を酸っぱくしてよく言われる。
そろそろ帰ろうと思い講師の先生に挨拶をして家までの帰路につく。
この日は、いつにも増して星が綺麗だった＿。
「星が綺麗…あ、流れ星。何かいい事あるかも。」
忘れもしない。2016年9月24日。
この日は9月最後の土曜日だった。
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ふふふ - おもしろーい！ (2022年1月16日 13時) (
レス) @page24 id: ac3b07a813 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - とっても面白いです＾＾これからも楽しみにしております！ (2021年11月16日 1時) (レス) @page2 id: 169ec3d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2021年11月13日 11時
