【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　24 ページ25

そんな猫耳を与謝野さんが興味深そうに見てたとか知らない怖い。





「ちょうど君の神社付近でおきているんだ。
乱歩さんは先程横浜に帰ってきたばかりでこの事件のことを知らなくてね…
何か知っていることはあるかな？なんなら、神様の力とやらで解決してくれても構わないよ！！」



「何を言って…お前、そんなことできるのか！？」





なんてことを言ってくれてるんだ君は。
た、確かに神様の力を使えば犯人なんてほぼ一発。

しかし、神様にもタブーと呼ばれるものはあるのだ！と、最近教わった。青海と風間に。




『神様をこき使おうとするなんていい度胸してますね、太宰さん。残念ながら、答えはのーです。
私は一応神様ですから、人間との距離感には厳しい規則があるんですよ。
残念ながら私は手助けできません。』





そう言うと、じっとこちらを見つめてくる。




「…駄目かい？」


『駄目です』


「こんなに頼んでも…？」


『うっ…だ、駄目です！』




やめて、そんな子犬の瞳で私を見ないで！
というか、名探偵の江戸川さんがいるんだからその人に頼ればいいのに、

なんて内心思うが、江戸川さんが働きそうには見えなかった。



そんなこんなで結構長居をしてしまった。
楽しい時間を過ごせた


そろそろ帰るか、と名前で呼ぶほど仲良くなったナオミちゃんに別れを告げようとしたとき。




「国木田、この間の案件だが…」


「社長！？御帰宅されていたのですか！？」




誰だ誰だと思うとそんな気持ちを察したのかナオミちゃんは私に耳打ちをする。
え、ちょっとナオミちゃんったら色っぽい。




「探偵社の社長の福沢諭吉さんですわ」




一万円札までいるのかよこの世界。

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