【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　19 ページ20

ソファに座らされた私は、出されたお茶を飲んだ。
そして、この世界について考える。


私自身『文豪ストレイドッグス』に詳しい訳ではない。
友達が、物凄く好きで話に聞いていただけだ。


確か、昔の偉人や文学者が出てきて超能力のようなもので戦う、と聞いた。



ちらり、と視線を周りに戻す。
この人たちが文学者？とても思えない。

が、しかし、
文学者をベースにした全く違う人物ということも考えられる。



そして気づいた。
周りの人たちが口を開けていることに。


あ、そうか、
周りから見たらカップが勝手に浮いているように見えるんだった。





「くふっ…くく…Aちゃん、皆に姿を見せてあげてくれたまえ…
じゃないと私の腹筋がもたない…」



「だ、太宰さん、また変なきのこでも食べたんですか！？国木田さんにも食べさせたんですか！？」



「なっ…！？小僧！俺は正常だ！」





そんなやりとりが繰り広げられるあたり、茶髪のお兄さんはやっぱり普通じゃないみたいだ。
神社で首を吊ろうとしてた時点でなんとなく予想はしていたが、





『そうでしたね、なるべくはこのままが良かったんですけど…まぁいいでしょう』






そう言って、全員の肩に触れた。
触れられた本人達は、目をぱちくり、とさせ




「「「え、えぇえええぇえ！？い、いつから！？」」」




全員揃ってそう言った。

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