【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　20 ページ21

「なんっ…えぇ！？」



尻餅をついて、後ろに後ずさる白髪の少年。
歳は私より若そうだ。




『そ、そんなに怯えなくても…』




流石の私でも少しは傷つく。
そんな怯えた目で距離を置かれると、心が挫けそうだ。

そんな様子を見てけたけたと笑っている茶髪のお兄さん、
あ、この人いい性格してるわぁ、と察した。




「に、兄様にも見えてました？」


「いや…今見えたよ。細雪と似たような異能力…？」




先程いちゃついていたカップルは真逆の兄妹だった。
まぁ、他人の家庭環境は口出しするものではないから放っておこう。





『はじめまして！Aと申します！横浜のとある神社で崇拝されている神様です！
よろしくお願いしますね！』



「まだ言うか小娘…こんな若造が神様なわけ無いだろう」



『なっ！？まだ信じてなかったんですか眼鏡のお兄さん』




この間、あれほど説明したのに未だに信じてくれていなかったようだ。
全く、どうして人間は自分達が創り出した存在を信じないのか、

まぁ、私も前の世界では信じていなかったけど、ていうか信じる人も凄いと思うけど





「へェ…そいつは興味深いねェ…解体してみたい…」



『…エッ！？』



「ちょっとー、五月蝿いよ国木田、僕は今ラムネを飲んでるんだから静かにしてよね」

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