【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　21 ページ22

物騒な言葉がとんできたが、ひとまず座る事にした。
そして改めて考える、ここが『文豪ストレイドッグス』の世界なのかどうか。


私は文学には全く知識はないが、流石に聞いたことのある有名人はいるだろう。
そんな人物が数人いればこの世界は『文豪ストレイドッグス』で確定だ。




「ほ、本当に…神様なんですか？」



『…へ？し、信じてくれるんですか！？』



「いや、異能力が存在するんだから神様が存在しても可笑しくないかな、と思いまして…」




どうやら白髪の彼は信じてくれたらしい。
うん、いい子。


というか、まずは名前を聞かなければこの世界が『文豪ストレイドッグス』の世界なのかどうか判断する事ができない。




『あ、あの…皆さん、お名前は何ていうんですか？』




勇気を振り絞って聞いてみた。
すると、いち早く反応したのは茶髪の男性。




「私かい？私は…太宰。太宰治だ」




彼はそう言った。
太宰、治。

聞き覚えがあるような無いような…残念ながら文学に詳しくない私には分からなかった。

と、りあえず何人かに聞いてみよう




「俺は国木田独歩だ」


「僕は中島敦です」




聞いてみたはいいが、どれも聞いたことがない名前ばかり
うん、やはりこの世界は普通の世界なんだ、と安心した。


そして、先程物騒な事を言っていた女性とラムネを飲んでいた青年のばんになる。




「妾は与謝野晶子だ」



「僕？自己紹介なんて意味ないほど僕は有名だけど…仕方ないなぁ、僕を知らないなんて随分田舎者だね
江戸川乱歩、世界一、いや宇宙一の名探偵さ！」





一人だけ自己紹介がいように長いことにも突っ込みたい、がしかし。
流石に、流石に聞いたことある。





『与謝野晶子と江戸川乱歩ぉぉぉぉおお！？！？』

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