日ノ本一の美女は天下人の妹でした。 〜戦国BASARA〜

真実 ページ8

A「…ところで三成殿はなぜここに？…もしかして…私が城からいなくなったから探しに来たのですか！？」

三成「それもあるのですが…」

三成殿の顔が段々曇っていく。何かあったのかしら？

三成「A様…、秀吉様が…」

A「？？兄様がどうかしたの？」

三成「家康に…倒されました」

A「！？そんな…嘘でしょ…」

三成「嘘ではございません…そして半兵衛様も…病でお亡くなりに…」

目の前が真っ白になった。兄様が家康殿に倒された？半兵衛殿が病で亡くなった？

私は悪い夢でも見ているのだろうか？そう思って頬をつねってみた。…痛かった。私はようやくこれが夢ではないと悟った。←遅い

もう兄様も半兵衛殿もこの世にはいない…。信じたくない。でもこれが現実なんだろう。

A「そんな…っ」

幸村「A殿…少し奥の部屋で休まれては…？」

A「ありがとうございます…そうさせていただきます…(ﾆｺｯ」

幸村「っ////佐助、A殿を奥の部屋に…」

佐助「はいはいっと！」

私はどこからともなく現れた佐助殿に、奥の部屋に連れて行ってもらった。

佐助「Aちゃん…泣きたいときは泣きなよ？」

A「へ…？わ、私は大丈夫ですよ？」

奥の部屋に連れて行ってもらったあと、佐助殿にいきなり声をかけられた。

佐助「そう言ってるけど…目から水出てるよ？」

A「こっ、これは…っ！」

言い返そうとしたら、佐助殿に抱きしめられた。

そんな佐助殿の優しさのせいで涙が溢れてきた。

A「ううっ…兄様…っ(泣)」

佐助「思いっきり泣いて全部流しちゃいな…(ﾄﾝﾄﾝ」

ずっと腕の中で泣く私を、佐助殿は優しく背中を叩いてくれていた。

私も戦に出る！→←三成殿！？

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