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雲間がよっつ ページ4

あー、美味かった。ごちそーさん。



同時に食べ始めたのに量が多かった先輩の方が先に食べ終わった
一体どんな速さで食べているんだ
いや、味わって食べてないだけか



なんか失礼なこと考えただろ。

いえ、別になにも。

嘘つけ!



こういう時はいつも以上に鋭い
ただし冗談でもあるとわかっている為そこまで本気にせずに突っかかってくる
これが良い意味で厄介だけど



ご馳走様でした。

ほんじゃま、帰ろか。



こうして食べ終わるまで邪魔しないで(だる絡みはあり)待っていてくれたり良い人が滲み出てる
が、近所のおばさん並みのお節介というか距離の詰め方が全てを台無しにしていることに気づかないものなのか

気づかないだろうな

そのことにため息をつきゴミを捨てて帰路に着く
この先はずっと続いていた畦道が終わり二手に分かれる
先輩はそこを左に、自分は右に行くがいつももう少し話そうという誘いに乗り、途中にある広めの道に座り時間を潰す

だが今日は先ほどの雨で地面が濡れていた為大人しく解散しておくことにした


家に帰ればまだ誰も帰ってないみたいで中は真っ暗だった
珍しい、いつもは妹の方が帰りが早いのに

部屋に鞄を置きにいって手を洗い早速ゲームを始める
難しいわけではないがストーリーの伏線を回収しないと次に進めない為、気を抜くことができない

何より絵が綺麗で内容も凝っているから、本を読んでいる気分になる
何時間ものめり込んでしまい最終的には家族全員が帰ってきてしまった

晩御飯の準備ができた母に引っ叩かれたところで一時中断する
この後は明日の朝練のとこを考えて少しだけすることにしよう

晩御飯ではいろんな話をするが今日は特に妹の学校での愚痴が多かった
3個下の妹は中学生で苦手な数学に嫌いな先生が来てしまい、元々嫌いだった授業がさらに嫌いになったとか

明日母の仕事が少し遅くなるだとか、父は明日朝が早いだとか

そして自分はいつもと変わらないとか

そんなことを話してご飯を終え、ゆっくり風呂に入って続きをして就寝した

雲間がいつつ→←雲間がみっつ



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作者名:あげのり | 作成日時:2022年5月21日 20時

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