検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,776 hit

2 side水姫 ページ3





ガラガラとキャリーケースを引き、獣道かとも思われる道無き道を弟と進む。

てか、



水「おっも!」

一「水姫五月蝿い」



む、一紀に怒られてしまった…。

そんなんだから友達出来ねぇんだよ。笑



一「余計なこと考えてんじゃねぇぞ?」

水「何故わかったし…」



やはり、双子…。考えることは一緒なのか?

恐ろしい。

歩いてから5分くらい段々と見えてきた洋風の建物。
門はなく、周りの自然と一体になっており少しだけ、異世界のように感じられた。



水「着いた〜!そして?出来た〜!」

一「おっ、他もいんじゃん」



一紀の言葉に目を凝らせば、そこにいたのは懐かしの友人4に…

ん?

3人?



一「よ、久しぶり」

蒼「おぉ!久しぶり!元気してたぁ?」

慎「おはぁ」

春「おひさ〜」



どうやら、あの言い出しっぺのチビ以外はいるらしい。



水「おひさぁ。てか、あのちびっ子は?笑」

一「そうそう、みんな一緒に来るもんだと思ってた」

慎「さぁ?莢扉も忙しいからね」

蒼「でも珍しいね、莢扉が連絡なしに遅れるの」



確かに可笑しい。あいつは五分前には行動し始め、こう言う時はとても楽しみにしてハイテンションで来るやつだ。

しかも連絡は必ずしてくる。迷うし…。



水「春翔なんか知らないの?」

春「知らないよ?家遠かったし」



そうだった、春翔は引っ越してたから莢扉とは家が遠くなったんだった。



慎「まぁ、よくね?そのうち来るだろ。中入ろうぜ」

水「それなぁ」



まぁ、寝坊とかでしょう。とりあえず中入って整理しないとな。

扉に近づいていけば、鍵を開けようとした春翔がもたついている。

どうやら鍵を無くしたらしい…。落としたとか勘弁してくれよ?

まぁ、取り敢えず俺が開ける。

失くしてない俺優秀!

そして開ければ新築の家独特の木材の匂いと、漂うお米の匂い。



米!?



蒼「ぉぉぁぁお、おい!な、なんでこんなに物落とすんだよ!まさか…ゆ、ゆゆ」

慎「何蒼桗怖がってんの?そんなんじゃ一緒に暮らせないぜ?」

蒼「うるせぇ!こ、怖くなんかねぇよ!」



ガクガクと震えながら春翔の後ろに隠れてちゃ説得力ないぜ?蒼桗さんよ。

そんな蒼桗をみて笑ってる慎…そろそろ辞めれ。
こっちまで笑っちまう。笑

そんな時、奥からペタペタと、歩いてくる足音が無人のはずの室内にこだました。

3 side水姫→←シェアしてこ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 日常的物語 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あげのり(プロフ) - 瀬木さん» まぁ、そんなところです笑 (2020年8月21日 11時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
瀬木(プロフ) - 同窓会のとこの莢扉の空白のかぎかっこはご想像にお任せしますってことですか?笑 (2020年8月20日 16時) (レス) id: f1b9d559e1 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - 瀬木さん» 有難う御座います!先の更新で直しておきました!まぁ、流石に寝起きに虫はきついですよね笑 本人たちは実際にはやってなかったので大丈夫ですよ笑 (2020年2月28日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
瀬木(プロフ) - すみません、気になるが蚊になるになってます!あと寝起きに虫は可哀想……(笑) (2020年2月28日 23時) (レス) id: f1b9d559e1 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - 瀬木さん» そう言っていただけると、とっても嬉しいです!有難う御座います… (2020年2月10日 10時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2019年10月19日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。