ギャンブラーII【ダンガンロンパv3】

31 ページ31

・





キーボ「…あの……杞憂クン？」





『どしたの？』





キーボ「まさかとは思いますけど……いえ、

お願いですから少し黙っていてください……」





『えっ？！ キーボ辛辣！！ 最低！！ 血も涙もカルシウムもないただのロボット！！』





キーボ「ぐ……」





『言ってる事は間違ってないと思うんだけどなぁ。


まあ良いよ、血も涙もないカルシウムもないロボットの言うこと聞いて、黙っててあげるよ。

あ、でもカルシウム必要になったら言ってね？
ロ・ボ・ッ・ト……ちゃん』




キーボ「…口を開けばロボット差別ばかり……！！

キミは王馬クンの次に酷い人です！！」




春川「話が進まない。いちいち杞憂の言ってることに反応しなくても良いよ」




王馬「……でさ、さっきの続きなんだけど」





…つまんなーいの。








相変わらずわからない話をしている皆んなに飽きてきた。


自分と同じようにわからなそうにしている彼に、こっそりと近づいた。






『ねーゴンちゃんゴンちゃん』




ゴン太「ど、どうしたの？ 何か聞かれても、ゴン太は皆んなの話が全く分からなくて……」




『ああ、少し声量を下げなよ。みんなはオレが此処に来るのは気付いてないみたいだし。

…ん？ オレ？ あっ、僕だ』




ゴン太「あ、うん……ごめん」




『ところでさー、ゴン太。

入間殺したのってキミ？ いや、なんとなくなんだけど。僕も全く何がなんだかわからないんだけどさ』








ゴン太「そ、そんな事する訳ないよっ!!!」








春川「……なに？」





最原「えっと…どうしたの？ ゴン太くん」





ゴン太「あっ、ご、ごめん！！ えーっと、その……」




『全く。議論の邪魔するなんて如何にもゴン太だよね』




王馬「杞憂ちゃんも、ゴン太の後ろで何してんの？ 内緒話とか？」




『いやいや。
キミ達が全く話に入れてくれないから話してただけだよ。

な、ゴン太』




ゴン太「う、うん……？

でも杞憂くん、
ゴン太は絶対に、そんなことしてないからね」




『わかってるって。にしし。








……』

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

←30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す