ギャンブラーII【ダンガンロンパv3】

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　うるさい、うるさい、うるさい。


　すっごく耳障りだ。


　早くなんとかすれば良いのに。


　……早く、思い出せば良いのに。









【14日目・自室】





『……遂に誰にも呼ばれなくなったかぁ、』




　まあ当然だよね。

　僕が死んだって、邪魔者が居なくなるだけだし。

　……なんなら、死んで欲しいとだって思われてるかも。まあどうでも良いや。




　っていうかあれ……モノクマとの会話、夢？



　馬鹿だなぁ、モノクマ。
　ホントに馬鹿だ、モノクマ。




　……前回はあんなに勝利に固執してたけど、今回も生き残ろうと思ってるとは限らないじゃん。

　え？ 実際に生き残ろうとは考えてるのかって？




　そうだなー…んー……。
　どうしよっか？

　ま、そんな事より遺書 書く紙でも探そうぜ、もう僕に時間なんて少ないし。




　身支度を整え、自室から出て行った。





【図書室】





『んー……なんで僕 日記帳を探してるのに図書室なんかに来てるんだろ』




　ま、別に良いよね適当に本に書き込んでも。

　"本を日記帳代わりにしてはいけません"的な校則もなかったし、……多分。



　誰も読まなそうな奴にでも書こうかな。

　え、なんて書こう……つかもう実質 日記帳じゃなくて遺言なんだよな。



　…ん？ 死ぬ気はないよ？ 何を言ってるの。






『えー…何書こ』





　と、その時。





　がたん、と図書室の扉の外から音がした。

　なんだなんだ、と思えば置いてあったのはお盆に乗ったおにぎりとお茶。





　…持ってきた人物は大体予想できる。






『ありがとー、昆虫学者くん？』





　持ってくる奴と言ったらこいつくらいしか居ないだろ。まあ、十中八九 毒も入ってない。けど


　……後でモノクマに押し付けよ〜っと。


　毒とか入ってない確率が完全にない訳じゃないし、人間はこんな状況で何を起こすかわからない。



　あっ、と手を動かした。











【真宮寺くんともっと遊びたかったよ、
　似たもの同士で話しやすかったんだ。だから、ま
　た会えたら
　一緒にゲームしようね】











『……いやなんだこれ』

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