ギャンブラーII【ダンガンロンパv3】

23 ページ23

・





　長い、長い夢を見ていた。





「いやぶっちゃけさぁ、どーする？」



『どーするってなに？ モノクマ』




　目の前には白と黒に別れたクマ…見飽きたモノクマがいる。





「いや、キミの人気が視聴者からエグくて。このコロシアイ終わったらどうしようか悩んでるんだよねぇ」


『そりゃ答えは1つ！！ ……解放してよ』


「いや、次のコロシアイで記憶を消すか消さないかの二択なんだけど」


『……んー…………あっ。じゃあ人格も消してくれたらいーよ。人格も記憶も消してくれたら次に参加してあげる』


「わかってないなぁ杞憂クン。視聴者はねぇ、キミの奇抜な行動を求めてんの。

キミの外見だけを見てる人なんて、少ないと思うけど？ ほら』




　そういって出したのはモノパットと同じくらいの大きさのタブレットだった。

　いやもうモノパットじゃん。誰のだろ。

　




『どれどれ？ えーっと、

"わぁ、杞憂くんがコメント読んでる"
"推してます！！ 生き残って！！"

"わー押し倒したい生意気さ！！ 屈服させたい"
"杞憂くんの足を舐めたい☆"』






　…………。






『……見たくねぇ』




　突っ返した。




「ふむふむ、どうやらみんな 真宮寺クンとの話が気になってるらしいよ」



『民族学者くんとの話？ ……あー、あれ嘘だよ。信頼関係掴む為だけの、ただの嘘』



「えー。ボクでさえ聞けなかった杞憂クンの話聞きたかったのに！！

…って言うか、どうやって監視の目を逸らしたの？」



『来世で話すよ。って言うか、此処に連れてきてまで聞きたかったのってそれだけ？』



「うん。そうだけど」



『あっそ。じゃあいーや。
あっ、そうだモノクマ』



「ん？」



『気になっただけ、なんだけどさ。






この、今回のコロシアイってもう一回繰り返せるの？』






ーーーーー

上から三つ目は完全なる作者の趣味嗜好です。
と言うか杞憂ちゃんって日記書いてたっけ…忘れてしまった…。

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す