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『……あ、いたいた。民俗学者くー……って何だ、誰かと一緒にいたんだ』



王馬「あ、杞憂ちゃんじゃーん!! どうしたの、2人で作戦会議?」



『うん。だって"僕の次に怪しい人"になすり付けることができるでしょ?』



王馬「へー、随分と早く白状するんだね? それ、嘘?」



『うん、嘘だよー!! ……何処から何処までがだと思う?』




是清「……何しに来たんだイ、杞憂君」




『うん? だから、"罪をなすり付ける為"だよ』




 ………。




是清「…悪いけど、僕はまだ死にたくないからネ。君と一緒に居ることは避けることにするヨ。それじゃ」



『…ちぇー。んじゃ総統くん、話す?』



王馬「あ、じゃあ着いてくる?」



『え、なになに。何処捜査しに行こうとしたの』



王馬「…かごのこが行われなかった二つの空き部屋」



『………あーーーー…やめといた方が良いんじゃない?』



王馬「…ん? 何で?」



『いや、……うーん? 何でだろ。
……良いや、なんでもない。行こ行こ!!』





【空き部屋】




『うーわっ、暗……ってかさ、何で僕を誘ったの?』



王馬「ん? …だって、杞憂ちゃんは犯人じゃないんでしょ?」



『……それが分かってて、どうして僕を誘ったの?』



王馬「………」




『ねぇ、どうしてキミはさ。










"まだ、誰も殺していない僕に殺される可能性"を考えなかったの?』










【空き教室前】





最原「(…それは、僕らが教室に出るのと、ほぼ同じだった。

想像すらしていなかった驚きの光景が、僕の視界に飛び込んだ)」




『……』



王馬「……」




最原「(血を流した王馬くんを、ただ杞憂くんが見つめている……まさか、)」




王馬「嘘だよー!!」




『あっはは、探偵くん保育士ちゃん騙されたー!?』




王馬「にしし、吃驚したー? もう少しで泣き叫んじゃうところだった?」



最原「な、何してるんだよ…!!」



王馬「……あ、ごめん出血多量でぼーっとしちゃってた…この血は本物なんだよね、」



最原「だから、何してるんだよ……」



『まあ要するに、一人で捜査してた総統くんが床板を踏み抜いて落ちて来たって事』



最原「床板を…踏み抜いた?」



王馬「参ったよ…そこそこ派手に転んじゃってさ。………」



春川「気を失うなら、全部話した後にして」




『ま、つまりは床板を支える横木がなくなったみたいでその部分を踏み抜いちゃったみたいだよ』

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マチ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (4月17日 23時) (レス) id: 738757d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
バタ子 - めっちゃ面白い‼︎続き楽しみです👍😊 (9月10日 16時) (レス) @page24 id: 6d2047e49c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 前作から読んできました!続きめっちゃ気になります🥹応援してます‼ (9月4日 2時) (レス) id: 7af212eec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2023年3月27日 8時

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