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99話 お前には ページ11

貴「あー、びっくりした…でも助かったよオビトくん」


オビトくんの異空間移動のおかげでどこかの森の中に辿りついた


オ「……」


貴「…今後こうならないよう気をつけます。」



もうこれは土下座するしかない←
お願いだから何か言ってくれ
胃に穴が開くから←




貴「あのー…オビトくどぅわっ」



うわぁぁぁぁああああぁぁあ!

うわぁぁあああっあああああ((




貴「どどどどうなされた!?うぇっ、ちょっとなん、ぐえぇ」


締まる締まる
首が締まってる←

ってちょっと待て、落ち着け…抱きつかれてるからって叫ぶことじゃあない
前にも何回かあっただろ
そう!アメリカとかはハグは挨拶だし
きっとあれだよ、おかえりの気持ちを込めてハグしたんだよ
そうに違いない




なんてぐるぐると思考回路を張り巡らせていれば耳元でぼそぼそと呟くオビトくん


オ「…何もされなかっただろうな?」


貴「ふぁっ!?何もされてないですよ!!そう!何もされてない!」


日本語おかしいとか言わない



オ「……そうか」



貴「あっはっはー、オビトくんてば心配してくれたのかーい?でもあんまやられたら流石の私でも勘違いしちゃうよ?いいのかね?」←



よし、こう言えばいつもみたいに「冗談だ」とか「気をつけろよ」とか言って終わるだろう!
だけどなんでかな、離してくれる気配がしない



オ「心配しない奴がどこにいるんだ…?」


貴「ははは、そうですねー…」



オビトくんが私なんかと比べ物にならないくらい大きく感じるのは子供の姿のせいだろう
うーん、こういう時大人の対応できる人になりたい←



貴「ぎゃぁっ、はははっ…オビトくんくすぐったい!ぎゃひぃー!」


色気の欠片もない声を出す私に対してオビトくんはただ背中に手を回してるだけ

いや、だって首元に髪の毛が当たってムズムズするんだよ




オ「……もう……い…うものか………」


貴「ぐっ、はははっ…何か言った?」



なんとか笑いを堪えようと息を殺してオビトくんが放った小さな言葉を聞き取ろうとしたけど手をくれだった





オ「…お前には死んでほしくないって言ったんだ」


貴「……えっ、」



今度ははっきり聞こえた声に思考が停止する
どういう意味で?

目を見開いていれば横腹辺りに違和感を感じる




貴「っはははは!やめっ、やめてっひひひーぃひー!わざとでしょ!!」

オ「ククッ、中身も子供そのものだな」

貴「誰のせいだっ、はははは!」

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ペンドラー - とても面白いです!続き楽しみにしてます! (2016年5月4日 17時) (レス) id: 5b3c297ad3 (このIDを非表示/違反報告)
月衣 - とても、面白いです!更新楽しみにしています! (2016年2月17日 3時) (レス) id: c89faa64ce (このIDを非表示/違反報告)
angel~天使~(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみにしています! (2015年11月6日 18時) (レス) id: aadbd9e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
ピストル(プロフ) - 摩那魅さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張りますね!! (2015年9月27日 9時) (レス) id: bbb105e7ce (このIDを非表示/違反報告)
ピストル(プロフ) - 莉柚さん» ありがとうございます!楽しみに待っててくださって嬉しいです! (2015年9月27日 9時) (レス) id: bbb105e7ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピストル | 作成日時:2015年9月27日 8時

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