地上でのキャラ

目撃 ページ16

今日もアイツらに散々な目に遭わされた。もう嫌だよ…。僕は体中、痛いのを我慢しながら家への道を歩く。だけど……

どうせ帰っても何もないし、ちょっと寄り道しようかな。

そう思い、僕は学校の裏側にある薄暗い路地に入ったのだ。

……なんか話し声が聞こえる。何の話をしているのだろう？それにあの声、聞いたことあるような…。僕は色々気になることがあったからその声の主のところへ近づいた。するとそこには…

弟と僕をいじめてくる奴等がいた。そして弟がソイツ等に対してお札を渡していた。

「はい、これ、今月の分だ。来月もこれと同じぐらい欲しかったらキャラをもっと徹底的にいじめるのだぞ？」
「はい、了解っす‼」

何、これ…。どういうこと？頭がうまく回らない。弟が何でアイツらに僕をいじめる指示を出しているの？何で？弟は僕の味方じゃなかったの？
もうだめだ。……僕はそれ以上この場にいられなくなり、その場を離れた。


僕は布団のなかで色々考える。あれはどういうこと？何で僕をいじめる指示を出したの？謎が多すぎる。本人が帰ってきたらちゃんと聞かないと……真実を。

決意→←先生

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