第409話〜γ研〜 ページ8
ジンペイ達とは別に、再びクウカ視点。
あの後も順調に元Y研メンバー達を集めていき、次に辿り着いたのは、薄暗い路地裏。
その曲がり道の前にある木の看板には「Y研」という文字がある。それを見たクウカは、Y研メンバー達と一緒に曲がり角を曲がった。するとそこには、薄暗い場所でパソコンを触っているフードの人物が居たのだ。
クウカ「あの、此所“Y研”ですか？」
クウカのその問い対して、フードの人物は看板を指してこう言う。
？？「よく見てください。此所は“γ(ガンマ)研”です。」
そう。『Y』に見えたその文字は、何とギリシャ文字に使われる『γ』だった。
クウカ「フフッ、ギリシャ文字の『γ』とは…考えたわね？
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“博野君”？」
ハルキ「…！七雲さん！」
その人物は、被っていたフードを降ろす。その人物は何と、以前クウカの状態で1度話した事のある 元Y研メンバーの博野ハルキだったのだ。
以前ハルキは、クウカにこう言われた。
クウカ『“Y研”の名前がなくなっても…“博野君なりのY研”を作れば良いじゃない。』
…と。
クウカ「Y研存続の為、ひっそりと頑張ってくれてたのね…。でも、もう大丈夫。」
ヒロユキ「クマ子さんが戻って来るんだ！」
ハルキ「えっ…？」
ヒヨリ「この人、クマ子さんの知り合いなんだって！」
クロミ「Y研復活に向けて、動いてくれてたのよ！」
ハルキ「Y研が…全員揃うのか…！？」
ヒロノリ「うん！そしたら、このくす玉を割って祝おうな！」
ハルキ「分かった！力を合わせて…！」
ハルキがヒロノリの持っているくす玉を見た次の瞬間…。
ﾄﾞｸﾝｯ…!!
ハルキの心臓の音が跳ね上がり、ジンペイ達の所に居たタカヒコと同じく 体から黄色いオーラが溢れ出す。
ハルキ「うぅぅぅぅっ…！」
クウカ「ひ…博野君！？」
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ハルキ(犬)「ワンワンッ！」
何とハルキが、チャウチャウの風貌をしたチャウ男に変身したのだ。
クウカ・Y研メンバー達「えぇっ！？(汗)」
突然の出来事に驚いている中、チャウ男と化したハルキは 路地裏の奥へ走り去って行く。
シュウイチ「何だよ あれ！？(汗)」
ヒロユキ「どうなっちゃったんだ…！？(汗)」
クウカ「追い掛けよう！」
そしてクウカとY研メンバー一同は、ハルキを追い掛けたのだった。
第410話〜満月の夜…犬達の狙い〜→←第408話〜半人半犬パニック〜
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野志栞奈(プロフ) - タソガレさん» うわぁぁぁっ！！待っててくださってありがとうございます！！最初はこのシリーズを完成させたいので、他の作品の更新は だいぶ後の方になってしまいますが…頑張って行きますです！！(´；ω；｀) (3月4日 8時) (
レス) id: f6002e7170 (このIDを非表示/違反報告)
タソガレ - おかえりなさい！戻ってくることをずっとずっと信じて待っていました！他の小説もぜひがんばってください！これからもずっとずっと応援しています！ (3月4日 8時) (レス) id: 5b935fb9d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野志栞奈 | 作成日時：2024年2月29日 14時
